早稲田実vs日本学園

第1シードの早稲田実業が安定感抜群の戦いで0封勝利発進

＜第105回全国高校野球選手権西東京大会：早稲田実業3ー0日本学園＞◇14日◇3回戦◇府中市民

第1シード・早稲田実の初戦は、中大付に7対1で勝利して勝ち上がってきた日本学園。

早稲田は、日本学園の先発・古川 遼投手（2年）の立ち上がりを攻める。

2回、先頭の石原 優成外野手（2年）が右中間への三塁打を放つと、続く深谷 空内野手（3年）の二ゴロの間に生還。

さらに3回にも、先頭の宇野 真仁朗内野手（2年）が右中間への三塁打で出塁すると、続く山本 蒼空外野手（3年）の二ゴロの間に生還して追加点。この回、もう1点を追加して試合の主導権を握る。

3点のリードをもらった早稲田実の先発・宮本 陸投手（3年）は、安定感抜群の投球を見せ、8回を投げて被安打3、四死球1の無失点でマウンドを下りる。

9回、早稲田実のマウンドには、背番号16・荒川 稟治郎投手（2年）が上がる。

いきなり先頭打者に二塁打を浴びる。次打者の痛烈な打球は遊撃手を襲う。高崎 亘弘内野手（2年）が打球を捌くと、わずかに飛び出した走者の動きを見逃さず、二塁に転送しタッチアウト。

ソツのない攻撃と、固い守備も光り、早稲田実が初戦を突破した。

（記事＝高津　和正）

安定した投球を見せた早稲田実のエース・宮本

2回、先制のホームを踏む石原

2年ながら中軸を担う早稲田実の石原は3打数2安打1四球と活躍

9回、見事な守備でチームを救った、早稲田実の高崎　亘弘遊撃手（2年）

9回に登板した早稲田実の荒川は、190cmの長身右腕

1年生でレギュラーを務める早稲田実・山中晴翔一塁手は、2打数ノーヒットとホロ苦な公式戦デビューに

最終回、先頭打者の代打・小田　亮選手（3年）はレフトへ二塁打を放ち、高々とガッツポーズ

試合を締めた荒川は、箭原　裕太郎主将（3年）と江﨑　大耀捕手（3年）に労われる

早稲田実の2番・ライトでスタメン出場した山本の父は、元プロの山本省吾氏。7回にヒットを放ち塁上で笑顔

得点に沸く早稲田実応援団

日本学園は2年生3人よる投手リレーで早稲田実打線を3失点に抑えた。左腕の3番手・武田　啓吾投手（2年／写真）は3回無失点