試合レポート

桐光学園VS横須賀大津

2023.07.08


桐光学園が強力打線を発揮して初戦勝利!1年生の2人の活躍が光った! 

 〈第105回全国高校野球選手権神奈川大会:桐光学園17ー3横須賀大津(7回コールド)〉♢8日♢1回戦♢横浜スタジアム

 19安打17得点と自慢の打撃力を生かした桐光学園が初戦を勝ち抜いた。

 桐光学園の先発・庭田 颯太投手(3年)は初回の先頭から四球を出すも後続を落ち着いた投球で無失点で切り抜けるが、2回は3者連続で四球を出してしまい2回途中で降板した。続く2番手・工藤 康心投手(3年)は暴投と適時打で、この回3失点した。

 桐光学園で5番でスタメン出場した白鷹 悠人内野手(1年)がチーム最多の4打点をマークした。白鷹は「初戦でスタメンと聞いた時は緊張しましたけど、自分にとってもチームにとっても良いスタートが切れてよかったです。次もチームに貢献できるよう頑張ります」と照れながらも、しっかりと胸を張った。

 白鷹以外にも、大舞台で観客の目を引いた選手がもう1人いる。それが1年生の加賀 滉太投手(1年)だ。

 加賀は7回から登板し3人で試合を締め、勝利の瞬間を味わった。1年生とは思えない投球で2奪三振という快投も見せた。

 加賀は試合後「結果的に良い投球ができました。緊張しなかったのも3回から準備していて、エースの中原さんが色々と声をかけてくださったのでいつも通りの投球ができました」とにっこり。大舞台を経験した1年生投手は今後の桐光学園を引っ張る存在になりそうだ。

 次の対戦相手は今春ベスト8の藤嶺藤沢。苦しい試合展開が予想されるが、その試合のキーマンは確実に先発投手だと感じる。先発の投手がどのように試合展開をしていくか11日の保土ヶ谷球場での一戦に期待がかかる。

 

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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