試合レポート

指宿商vsラ・サール

2023.03.20

後半粘り、タイブレーク制す・指宿商

<春季高校野球鹿児島大会:指宿商4-3ラ・サール(延長10回タイブレーク)>◇20日◇1回戦◇鴨池市民

 前半、主導権を握ったのはラ・サールだった。

 2回裏、1死二、三塁と先制機を作り、7番・米丸 紘太朗(3年)がスクイズを決めて先手をとった。4回には先頭の5番・上田 達仁(3年)が右越え三塁打を放ち、野選、1番・泊 篤志(3年)の左前適時打で2点を追加した。

 4回まで散発2安打に抑えられていた指宿商だったが、5回2死から3安打を集中し、2番・上別府 亮太(3年)の中前適時打で1点を返して反撃の狼煙を上げた。

 7回は暴投で1点、8回は1死満塁から押し出しで同点に追いついた。

 9回で決着がつかず、今大会から導入された延長10回、無死一、二塁から始まるタイブレークに突入した。

 表の指宿商は相手の悪送球で1点を勝ち越す。

 その裏、ラ・サールは送りバントで二、三塁とし、一打逆転サヨナラの好機を作ったが、力投を続けた指宿商のエース佐藤 光希(2年)が、ラ・サールの代打攻勢を連続三振で切り抜け、2時間47分の熱戦を締めくくった。

(取材=政 純一郎

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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