ふじみ野vs川越初雁
延長12回の死闘を制したふじみ野 エースの一振りで死闘を決める
<第104回全国高校野球選手権埼玉大会:ふじみ野6-3川越初雁>◇9日◇1回戦◇[stadium]県営大宮[/stadium]
ふじみ野は4回表、1死から7番竹内暁彦が死球で出塁すると、8番本多信長が左越えタイムリー二塁打で先制。
5回表には、先頭打者の2番宮尾泰雅が右中間に三塁打を放つと3番町田一路が死球で出塁、4番川部翔夢のゲッツー崩れの間に、宮尾が帰塁し2点目。6回表にも1点を重ねふじみ野が3対0とリードする展開に。
しかし、川越初雁は6回裏、先頭打者の8番木下将輝が安打で出塁すると盗塁、内野ゴロで3塁へ。3番大橋優翔の内野安打で1点を返し3対1とリードを縮めた。7回裏には、9番小笠原駿斗の右中間へのタイムリー二塁打などが絡み3対3の同点に追いついた。
8回以降、両チーム共に得点が取れず延長戦へ。
試合が決まったのは12回表、相手のエラーや3番町田の一振りで3点をもぎ取った。町田は「体が反応した。気持ちで打てた」と語った。
12回裏はエース町田が3人で締め6対3でふじみ野が勝利した。
ふじみ野高校の主将の後藤航雅は「追いつかれた時はチームには良い雰囲気がなかったが、2番手小島の投球や途中出場の岡部、町田の出塁でチームの士気も良く、内容は良くなかったが勝つことができてよかった」と語った。
(取材=編集部)