試合レポート

札幌静修vs北海学園札幌

2022.07.04

札幌静修が延長13回タイブレーク制す!北海学園札幌は11回に4点差追いつくもあと一歩及ばず

<第104回全国高校野球選手権南北海道大会札幌支部予選:札幌静修8-5北海学園札幌>◇3日◇準決勝◇[stadium]札幌円山球場[/stadium]

 札幌静修が延長13回タイブレークを制し、代表決定戦へと進んだ。

 試合序盤は両チームとも走者を出しながら得点できない展開が続いた。

 両チーム無得点で迎えた4回裏、札幌静修はそれまで投げていた五十嵐 貫太投手(2年)に代えて古石 昇路投手(3年)をマウンドに上げる。
 先制したい北海学園札幌はこの回先頭の野辺地 竜之介内野手(2年)が死球で出塁。続く5番・林 琉葵内野手(1年)も四球を選ぶなどして1死一、三塁のチャンスを作って7番・中倉 楓太外野手(2年)の内野ゴロの間に1点を先制した。

 同点に追いつきたい札幌静修は6回表、1死で5番・鈴木 渉真捕手(3年)が右前安打で出塁するも、6番・魚波 杏太内野手(3年)は投ゴロで凡退。7番・道佛 龍飛内野手(2年)は四球を選んで2死一、三塁とすると、途中出場の8番・古石が左前適時打を放って同点に追いついた。
 ところが、その後は両チームとも得点できない状態が続き、試合は延長戦へ。

 11回表、札幌静修は先頭の鈴木が三塁手へのゴロ。このままアウトかと思いきや、三塁手が一塁へ悪送球し、打者走者は二塁まで進塁する。2死となった後、代打・岡下(1年)が均衡を破る中前適時打を放って逆転に成功。さらに2死二、三塁と追加点のチャンスで、ここから1番・鈴木 大介外野手(3年)の2点適時三塁打などでこの回に4点を追加して5-1とリードを4点に広げた。

 11回裏、北海学園札幌は先頭の1番・臼井 隆之佑内野手(3年)が死球で出塁するも、続く2番・藤田 智大外野手は投ゴロ。それでも3番の田村 蓮内野手(3年)の二塁打、4番・野辺地 竜之介内野手の四球で1死満塁として、代打・山崎 竜輝選手(3年)の死球、続く途中出場の梨本 幸助外野手(3年)の右犠飛などで1点差まで追いつくと、同じく途中出場の菅原 浩斗外野手(3年)が押し出しの死球を選び、5-5と再び同点に追いつき、試合はタイブレークへ。

 13回表、札幌静修は3番・水野 楓海外野手(2年)の押し出し四球などでこの回に3点を挙げ、再び均衡を破った。

 その裏の攻撃で北海学園札幌は6番・梨本が投ゴロで走者を進めるも、そのあとの打者が続かず力尽きた。
 試合後、札幌静修の鈴木主将は「これからも今日の試合のような戦いができればいい。1球1球めげずにやっていきたい」と力強く語った。

 

札幌静修
五十嵐ー古石ー工藤ー水野ー早坂

札幌静修
高道ー前田ー小笠原ー中倉

 

(文=小林 英介)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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