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早稲田大 9回逆転劇の口火を切ったのは春夏連覇達成した元大阪桐蔭主将の一振り

2021.10.17

早稲田大 9回逆転劇の口火を切ったのは春夏連覇達成した元大阪桐蔭主将の一振り | 高校野球ドットコム
早稲田大・中川卓也(大阪桐蔭出身)

 16日、東京六大学野球秋季リーグ戦の早稲田大と明治大の1回戦は、早稲田大が9回に大逆転劇を演じ、8対5で明治大を下した。

 2点ビハインドで迎えた9回。2死まで追い込まれるも1番・蛭間 拓哉(3年、浦和学院出身)の四球から5連打を集め5得点の猛攻で試合を決めた。二死から、蛭間、福本 翔(4年、早稲田実業出身)が出塁し二死一、三塁の好機に打席には3番・中川 卓也(3年、大阪桐蔭出身)が入る。2ストライク1ボールと追い込まれた4球目の変化球を左前へ執念で運び、1点を返した。遊撃手の横をボールが抜けた瞬間、中川は吠えながら一塁キャンパスを回った。この適時打が起爆剤となり球場内のムードが一変させ、大逆転劇を生んだ。

 大阪桐蔭出身の中川。高校時代は甲子園春夏連覇を達成。根尾昂藤原恭大柿木蓮横川凱の4名が高卒プロ入りするタレント集団を主将としてまとめ上げた。

 早稲田大進学後は1年春からリーグ戦出場を果たしここまで38安打を記録しており、来年のドラフト候補としても注目だ。現在3位につけ、逆転優勝へ向け負けられない試合が続く。打線の良い雰囲気を明日行われる、順延となった明治大との2回戦に持ち込むことができるか。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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