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甲子園のスター、ドラフト候補揃いの東京六大学!秋季リーグの注目選手を一挙紹介

2021.09.07

甲子園のスター、ドラフト候補揃いの東京六大学!秋季リーグの注目選手を一挙紹介 | 高校野球ドットコム
松岡 泰希(東京大)、三浦銀二(法政大)、山田健太(立教大)、正木智也(慶應大)、岩本久重(早稲田大)、竹田祐(明治大)

 9月11日から開幕する秋季東京六大学リーグ。

 今春は慶応義塾大が大学選手権優勝を果たした。東京六大学の優勝は2019年の明治大に続いてとなる。 

 今回は東京六大学をさらに見たくなるよう、注目選手を紹介したい。

【慶応義塾大】

 やはり注目はプロ志望を表明しているスラッガー・正木 智也ではないだろうか。今春のリーグ戦で自己最多の4本塁打をマークし、現役選手最多となるリーグ戦通算10本塁打を放った。大学選手権では2本塁打9打点の活躍で、MVPを獲得。勝ち進むたびに勝負強さを発揮した。今年のドラフト候補では貴重な右のスラッガー。ラストシーズンではどんなパフォーマンスを発揮してくれるのか期待したい。

 また、ザ・キャプテンというキャッチフレーズがふさわしい福井 章吾はこの春、3回目のベストナインを獲得した。3季連続で打率3割となる打率.303を残し、捕手としての総合力も高い。

 森田 晃介は最優秀防御率を受賞した右のエースで、総合力もトップクラスだ。

 実働3シーズン目の廣瀬 隆太は84打数27安打、3本塁打、10打点、打率.321と圧巻の成績を残した期待のスラッガーだ。

 増居 翔太はこの春、5試合を投げ、4勝1敗、防御率2.10の好成績でベストナインを受賞した。

【法政大】

 無事に出場できることを願いたい法政大。是非復活した時、チームを代表する注目選手を紹介したい。

 エースの三浦 銀二。リーグ戦通算10勝、投球回数167回の三分の1、149奪三振は現役1位の数字。回転数の高いストレートを武器に次々と打者を打ち取る投球は魅力的だ。

 木更津総合出身の山下 輝も恵まれた体格から150キロ前後の速球、切れのあるスライダーで打者を圧倒する。

 古屋敷 匠真は高校時代から150キロを超える速球投手として注目を浴びており、上級生になってから登板機会が増えてきた。ラストシーズンでは安定感のある投球を見せることができるか注目が集まる。

 ベストナインを受賞した斎藤 大輝は横浜高時代から活躍を見せた強打のセカンド。
この春は打率.342、3本塁打、10打点の活躍で、ドラフト候補に挙がる可能性を持ったプレイヤーだ。

【早稲田大】

 大阪桐蔭の主将として、2018年春夏優勝に貢献した中川 卓也は、左の巧打者として東京六大学通算29安打を記録した。この秋は初の打率3割を目指す。

 蛭間 拓哉は18年の浦和学院の主将としてチームを牽引。リーグ通算7本塁打を放っており、今秋のリーグ戦で通算10本塁打到達する可能性もある。東京六大学を代表する左の強打者として、活躍に期待がかかる。

 熊田 任洋は19年センバツ優勝に大きく貢献。高校日本代表でも活躍し、卓抜としたバットコントロール、安定感抜群の守備は魅力的だ。

 岩本 久重は大学球界トップクラスの強打の捕手で、3本塁打をマーク。この秋も本塁打を重ねることができるか。

 徳山 壮磨は大学生トップクラスの好投手。伸びのある140キロ後半の速球、切れ味鋭いスライダーで三振を量産する好投手だ。不調が続いたが、この秋は徳山らしい爽快感あふれる投球が期待できそうだ。

[page_break:立教大]

【立教大】

 山田 健太がマークしたリーグ通算52安打は現役1位。この秋は打率、打点、本塁打すべてにおいて上位項目に名を連ねることができるか注目だ。

 智辯和歌山時代、最速150キロを誇り、U-18代表を経験。春季リーグでは主に先発として活躍した池田投手もこの秋注目の投手だ。

 宮 海士は主に中継ぎとして8試合に登板。防御率2.40と立教投手陣には欠かせない存在だ。

【明治大】

 竹田 祐履正社時代にセンバツ準優勝を経験し、明大入学後は2年春に大学選手権優勝を経験した。リーグ戦通算9勝、防御率2.79と安定感抜群の投球を見せる右の好投手だ。

 丸山 和郁前橋育英時代、U-18代表を経験。自慢の俊足を武器に東京六大学通算11盗塁を記録。今春のリーグ戦では打率.357もマークした。

 上田 希由翔は愛産大三河2年夏に甲子園出場。高校日本代表の一次候補にも選出された左の強打者だ。

 篠原 翔太報徳学園時代から評判だった大型捕手で、今春のリーグ戦で、3本塁打9打点をの活躍を見せ、評価を高めた。

 1年秋から主軸となり、ここまでリーグ通算1本塁打だが、期待のスラッガーとして大爆発が期待される。

 宗山 塁は広島広陵時代から評判のショートストップで、今春のリーグ戦で8試合に出場し、リーグ戦初本塁打もマークしている。まさに期待の1年生だ。

【東京大】

 好捕手・松岡 泰希は自慢の強肩でたびたび相手を刺す。守備の要として欠かせない存在へ成長した。投手では7試合で防御率2.51をマークした技巧派左腕・小宗 創もこの秋も活躍を見せる。

 梅林 浩大静岡高校時代に甲子園出場を経験。この春のリーグ戦からデビューした。まだ無安打だが、期待の強打者として今秋のリーグ戦での飛躍を狙う。

(記事:河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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