東京成徳大高vs駒場学園
エース・岩井が軽快に1失点完投!東京成徳大高が初戦突破 次戦は東海大菅生
岩井 拓巳(東京成徳大高)
4日、[stadium]大田スタジアム[/stadium]で行われた春季東京都高校野球大会の1回戦、東京成徳大高と駒場学園の試合は東京成徳大高が終始試合の主導権を握り、6対1で勝利した。
東京成徳大高の先発はエースの岩井 拓巳。立ち上がりはボール先行も三者凡退と上々の立ち上がりを見せ、その後、3回、4回は連続で三者凡退、6、7、9回は打者4人で打ち取る快投だった。「守備からリズムを作っていくチームなので、『守備の時間は3分以内』という目標でやっています」とテンポがよく、打者36人に対し、19人が3球以内の勝負だった。
最速128キロの直球とカーブ、スライダー、チェンジアップ全てでカウントを稼ぐことができ、ほとんどの対戦で優位な勝負ができていた印象だった。9回を投げ、116球、6安打、6奪三振、1失点の完投で春の初戦を飾った。
打線でも2番に座る岩井は「ホームランバッターじゃないので、とにかく繋ぐことを意識しました」。この日は3安打1盗塁、1犠打と仕事をした。
エースの投打の活躍に指揮官の森田 正裕監督は「岩井のテンポの良い投球でこの試合は4、5回『3分以内』で終えれていたので、上出来だと思います。どのボールでもカウントが取れていて、自分のリズムを作ることができたと思います」と称えた。
次戦は選抜8強入りの東海大菅生。「やれない相手ではないと思うので、絶対に勝とうと思います」と強気だ。次戦もストライク先行で岩井優位の勝負をしていくことができるか。2回戦は7日、[stadium]ダイワハウススタジアム八王子[/stadium]の第一試合で行われる。
(記事:藤木 拓弥)