ドラ1右腕・入江大生(作新学院出身)はじめ4人が甲子園経験!入江、小深田は日本一に【横浜DeNA】
高校時代の入江 大生(作新学院出身)
12月に入り10月のドラフト会議で指名した選手たちの入団会見が続々と行われている。そんな中、DeNAも12月7日に新入団選手記者発表会を行った。
各選手たちは所信表明を色紙に記し会見に臨んだ。ドラフト1位の入江 大生(作新学院高―明治大)は「活気」と記し、「元気をもたらすようなプレイや声出しを心がけたい」と意気込んだ。
そんな入江は投手として指名されているが、作新学院高時代は強打の一塁手として全国制覇を成し遂げた。入江は2年夏、3年夏と2度に渡って甲子園に出場しているが、投手としての登板は両大会で1試合ずつと多くない。
とくに3年夏は今井 達也(現西武)の台頭もあり、背番号「3」を背負い一塁手として出場。5試合で打率.368(19打数7安打)、3本塁打、6打点と打者として結果を残している。3試合連続本塁打を放ったが、これは史上7人目のことだった。また3試合連続となった本塁打は、今回のドラフトで4球団競合となった早川 隆久(木更津総合高―早稲田大)から放っている。
その他のドラフト指名選手の甲子園出場歴を見ると、ドラフト3位の松本 隆之介(横浜高)と同4位の小深田 大地(履正社高)、同5位の池谷 蒼大(静岡高―ヤマハ)が高校時代に甲子園へと出場している。
松本は2年春の甲子園に出場。初戦の明豊高戦で及川 雅貴(現阪神)が3回途中でノックアウトされたあと2番手で登板した。松本は2.1回を投げ5失点(自責1)と苦しい内容だった。
小深田は2年春夏、そして3年生となった今年は交流試合に出場している。2年夏の甲子園では、井上 広大(現阪神)の前となる「3番・三塁」で6試合に出場。打率.360(25打数9安打)と結果を残している。最高学年になってから臨んだ交流試合では、4打数1安打2打点とここでも結果を残している。
池谷は3年春の甲子園で2試合に登板した。初戦の不来方高戦では7回1失点、9奪三振と好投したものの、つづく藤原 恭大(現ロッテ)や根尾 昂(現中日)を擁する大阪桐蔭高戦では初回に6点を失うなど、9回途中8失点と打ち込まれた。
このようにDeNAの支配下指名6選手中4名に甲子園出場経験があった。
高校時代に全国制覇を成し遂げた入江は、プロの世界でも日本一を勝ち取ることができるだろうか。
<DeNAの2020年ドラフト会議指名選手>
※支配下のみ
1位:入江 大生(作新学院高―明治大)
2位:牧 秀悟(松本第一高―中央大)
3位:松本 隆之介(横浜高)
4位:小深田 大地(履正社高)
5位:池谷 蒼大(静岡高―ヤマハ)
6位:高田 琢登(静岡商)
(記事:勝田 聡)