試合レポート

高知vs土佐塾

2020.10.10

高知、「投手・森木」温存で四国大会出場権獲得!

高知vs土佐塾 | 高校野球ドットコム
1回裏高知一死二・三塁から4番・髙橋友(1年・左翼手)が左翼線2点先制打を放つ

 まさに「横綱相撲」であった。高知は先発・高橋 克弥(2年・左投左打・165センチ55キロ・御坊市日高川町学校組合立大成中<和歌山>出身)が立ち上がりのピンチをしのぐと、その裏には制球が定まらない土佐塾先発・寺田啓悟(2年・両投両打・169センチ65キロ・土佐塾中出身)に対し一死二・三塁から4番・髙橋 友(1年・右投左打・182センチ76キロ・生光学園中ヤング<徳島>出身)の左翼線2点二塁打で先制する。

 高知は続く2回裏にも2番・吉岡 七斗(2年主将・右投左打・高知中出身)の右越二塁打、3番・城田 聖浩(2年・三塁手・右投右打・京都西京極ボーイズ<京都>出身)の三遊間を破る2点打で3点を追加。「両投両打に惑わされずシンプルに来たボールを打つ」(濵口 佳久監督)をチーム一丸となって体現したことが7回コールドでの2年ぶり34回目・秋季四国大会出場権獲得につながっている。

 対する土佐塾は5回表二死満塁から1番・徳廣 文太(2年・中堅手・右投左打・168センチ58キロ・土佐塾中出身)の左前打で1点を返すも二走は本塁タッチアウトで後が続かず。寺田は初回の投球練習を除いては全て右投手を貫いて5回3分の1・109球を投げ被安打12の9失点。3回から5回までは持ち直したが、序盤の失点があまりに重かった。

 なお「1番・一塁手」で先発した最速153キロ右腕・森木 大智(2年・右投右打・184センチ85キロ・高知中出身)は三度ホームを踏んでの3打数1安打1盗塁と仕事は果たしたが、投球は試合前ブルペンのみ。「両投両打」土佐塾・寺田を含めた注目選手2人の躍動は11日(日)に持ち越しとなった。

(レポート=寺下 友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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