平沼翔太(日ハム4位)や福田光輝(法大-ロッテ5位)など!2014年夏の準決勝を戦った大阪桐蔭、敦賀気比戦士たち
昨年千葉ロッテに5位指名を受けた福田 光輝(大阪桐蔭出身)とプロでは野手一本勝負で飛躍を目指す平沼 翔太(敦賀気比出身)
2014年夏、第96回大会は大阪桐蔭が2年ぶり4度目の優勝を果たした。その準決勝敦賀気比との試合は本塁打5本が飛び出し、両チーム合計24得点の壮絶な乱打戦で大阪桐蔭が勝利を収め、今でも印象に残る好ゲームを展開した。
その後、大阪桐蔭からは昨年千葉ロッテから当時2年生で正遊撃手だった福田 光輝が指名を受け、計4名がプロ入りを果たす。そして敦賀気比ナインからも当時2年の平沼 翔太のプロ入りや、社会人に進み奮闘する選手たちなど、多くの名選手を輩出した。
そこで今回は2014年の夏の準決勝戦を戦った大阪桐蔭と敦賀気比の主な選手たちの現在地についてみていきたい。
【大阪桐蔭の出場選手】
1(左)中村誠 3年(日体大-日本製鉄かずさマジック)
2(二)峯本匠 3年(立教大-JFE東日本)
3(三)香月一也 3年(千葉ロッテ)2014年5位
4(一)正随 優弥 3年(亜細亜大-広島東洋)2018年6位
5(中)森 晋之介 3年(拓殖大-大阪信用金庫<軟式>)
6(右)青柳 昴樹 2年(横浜DeNA)2015年6位(引退)
7(捕)横井 佑弥 3年(國學院大-JFE東日本)
8(遊)福田 光輝 2年(法政大-千葉ロッテ)2019年5位
9(投)福島 孝輔 3年(同志社大-Honda鈴鹿)
【敦賀気比の出場選手】
1(三)篠原 涼 2年(筑波大-JX-ENEOS)
2(三)下村 崇将 3年(中部大)
3(遊)浅井 洸耶 3年(青山学院大-東芝)
4(捕)岡田 耕太 3年(駒沢大-JFE東日本)
5(中)峯 健太郎 3年(日本体育大)
6(右)御簗 翔 3年(関東学院大-バイタルネット)
7(投)平沼 翔太 2年(北海道日本ハム)2015年4位
8(左)山本 皓大 2年(青山学院大-ミキハウス)
9(二)中本 貴大 3年(立命館大-島津製作所)
内野手 米満 凪 3年(奈良学園大-北海道ガス)大学日本代表
外野手 谷口 鷹ノ介 3年(関東学院大)
大阪桐蔭の出場メンバーからは香月一也、青柳 昴樹、正随 優弥、福田 光輝の4名がプロ入り。敦賀気比の出場メンバーからは平沼 翔太がプロ入りを果たした。
高卒で千葉ロッテに5位指名を受けた香月は今年でプロ5年目を迎え、昨シーズンはチャリアハイの26試合に出場。持ち前の長打力を武器に今年は一軍定着を狙う。
3年時、エースで4番として選抜優勝を果たした平沼は北海道日本ハムに4位指名を受ける。プロでは打者一本での勝負を決め、遊撃手の練習を開始。昨年にはスタメン起用機会も増え、今年は勝負の一年となる。
昨年のドラフトでは法政大に進んだ福田が千葉ロッテに5位指名を受け入団。大学時代主将も務め、4年春には打率.354、2本塁打13打点を記録するなど勝負強い打撃が持ち味。今年からプロの世界で新たなスタートを切った。
そしてこの試合に出場した選手では両チーム合わせて11名の選手が社会人野球の道に進んだ。
立教大からJFE東日本に進んだ峯本は昨年の都市対抗で若獅子賞を受賞するなど第一戦で活躍中。峯本と同じくJFE東日本に進んだ横井は大学時代、4年秋で首位打者を獲得している。今年からJX-ENEOSに進んだ篠原はU18侍日本代表、筑波大、大学日本代表でも主将を務めた。
さらに、3回戦八頭戦で先発し完封勝利を収めた大阪桐蔭の田中誠也は立教大に進み16勝を挙げ、大阪ガスに進むなど、当時2年生選手は今年から新天地で新たなステージに立つ。
これからもプロ入りが期待できる選手が多い2014年夏の準決勝を戦った両校の選手たち。今後の活躍にも注目していきたい。
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