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激戦区・福岡の2000年代の選手権出場校は?2010年以降は北部が圧倒的な強さを見せる

2020.05.15

激戦区・福岡の2000年代の選手権出場校は?2010年以降は北部が圧倒的な強さを見せる | 高校野球ドットコム
山本武白志(九州国際大付)*写真は2015年紀の国わかやま国体より

 全国有数の激戦区・福岡には137校(2019年5月時点)の加盟校が存在する。そのため選手権大会での甲子園出場までに厳しい戦いが課せられる。そんな福岡の過去20年の選手権福岡大会の決勝カードをまとめた。

2000年 第82回大会
優勝 柳川(南部)
準優勝 福岡工大付(現福岡工大城東)(南部)

2001年 第83回大会
優勝 九産大九州(南部)
準優勝 福岡工業(南部)

2002年 第84回大会
優勝 柳川(南部)
準優勝 九国大付(北部)

2003年 第85回大会
優勝 筑陽学園(南部)
準優勝 九産大九州(南部)

2004年 第86回大会
優勝 西日本短大付(南部)
準優勝 福岡第一(南部)

2005年 第87回大会
優勝 柳川(南部)
準優勝 戸畑商(北部)

2006年 第88回大会
優勝 福岡工大城東(南部)
準優勝 柳川(南部)

2007年 第89回大会
優勝 東福岡(南部)
準優勝 沖学園(南部)

2008年 第90回大会
優勝 飯塚(北部)
準優勝 沖学園(南部)

2009年 第91回大会
優勝 九国大付(北部)
準優勝 筑陽学園(南部)

2010年 第92回大会
優勝 西日本短大付(南部)
準優勝 東福岡(南部)

2011年 第93回大会
優勝 九国大付(北部)
準優勝 東筑(北部)

2012年 第94回大会
優勝 飯塚(北部)
準優勝 福岡第一(南部)

2013年 第95回大会
優勝 自由ケ丘(北部)
準優勝 南筑(南部)

2014年 第96回大会
優勝 九国大付(北部)
準優勝 北筑(北部)

2015年 第97回大会
優勝 九国大付(北部)
準優勝 東海大五(現東海大福岡)(北部)

2016年 第98回大会
優勝 九国大付(北部)
準優勝 福工大城東(南部)

2017年 第99回大会
優勝 東筑(北部)
準優勝 福大大濠(南部)

2018年 第100回記念大会
優勝 折尾愛真(北部)、沖学園(南部)
準優勝 飯塚(北部)、九産大九州(南部)

2019年 第101回大会
優勝 筑陽学園(南部)
準優勝 西日本短大付(南部)

 直近20年で12校が夏の甲子園出場とまさに激戦区。

 その中、九国大付の2014年からの3連覇が際立った。
また、この20年で複数回出場を果たした高校は、九国大付(5回)、柳川(3回)、西日本短大付(2回)、筑陽学園(2回)、飯塚(2回)の5校で全てが私立校。公立校の出場は2017年東筑のみだった。

 そして、2000年代、前半は南部に所属する高校の優勝がほとんどだったのに対し、その後2011年以降は逆に全て北部の高校がほとんどという、2010年前後を境に二分できる形となった。

また、近年の20年の甲子園での最高成績は2015年九国大付、2000年柳川の準々決勝進出で福岡県勢の優勝は1992年、第44回大会の西日本短大付以来なされていない。

 今夏、選手権大会の開催は未定だが、開催が可能となれば福岡県勢の活躍に注目したい。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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