エース・飯塚悟史を含め、5名が社会人でも硬式野球を継続 2014年の日本文理ナインのその後
飯塚 悟史(日本文理-横浜DeNA)
今春の選抜大会が開催中止となり、高校球児だけでなく、高校野球ファンものショックは大きかったのではないか。そこで、これまで甲子園を盛り上げたチームの選手のその後を紹介していきたい。
2014年夏、ベスト4入りを果たした、日本文理。2009年夏以来となる決勝進出とはならなかったが、エース・飯塚 悟史を中心に前年秋の明治神宮大会準優勝の実力を存分に発揮した。
今回は、日本文理の2014年夏、第96回大会の準決勝・三重戦のスタメンとその後を紹介していきたい。
【準決勝・三重戦オーダーと進路】0対5 ●
1(右)星 兼太 2年 (東洋大)
2(遊)黒台 騎士 3年 (山梨学院大-全三郷倶楽部野球団)
3(一)小太刀 緒飛 3年 (早稲田大-エイジェック)
4(三)池田 貴将 3年 (東洋大-バイタルネット)
5(二)新井 充 3年 (駒澤大)
6(捕)鎌倉 航 3年 (法政大-JR東海)
7(左)5126 3年 (駿河台大)
8(中)竹石 稜 3年 (法政大<準硬式>)
9(投)飯塚 悟史 3年 (横浜DeNA)
準決勝まで全5試合を完投した、エース・飯塚 悟史はU18日本代表にも選出される。2014年ドラフトで横浜DeNAに7位指名を受け入団。
飯塚と中学時代からバッテリーを組んだ鎌倉 航は法政大に進学。3年春から正捕手として試合に出場した。大学卒業後はJR東海に進んだ。
3年夏の県大会決勝の関根学園戦でサヨナラ本塁打を放ち、甲子園を決めた小太刀 緒飛は投手としても飯塚と共に二枚看板を張った。早稲田大に進学し、小島和哉(浦和学院-早大-千葉ロッテ)らと共にプレー。大学卒業後はエイジェックに進む。
主将の池田 貴将は東洋大に進学。公式戦出場は代打や代走にとどまり、上茶谷大河(横浜DeNA)や甲斐野央(ソフトバンク)など同期4名がドラフト指名を受ける。卒業後も野球継続を決心し、新潟市に拠点を置くバイタルネットに進んだ。
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