未来の正捕手候補生・藤田健斗(中京学院大中京)。高い向上心で自己研鑽を重ねる
藤田健斗
13日、2軍戦ではあるが2019年のドラフト5位・藤田健斗(中京学院大中京出身)が同期のドラフト1位・西純矢(創志学園出身)とバッテリーを組んでマスクを被った。若虎が確実に成長の一歩を進んでいるが、過去5年間の成績を振り返ると阪神には気になる数字がある。それは防御率だ。
過去5年間のチーム防御率
2019年:3.46(1位)
2018年:4.03(2位)
2017年:3.29(1位)
2016年:3.38(2位)
2015年:3.47(5位)
過去5年間で安定した成績を残している阪神タイガース。コーチを含めた投手陣が高い実力を持っていることを証明する数字だが、キャッチャー陣の奮闘も少なからず関係しているだろう。実際に「守備のベストナイン」と称される、三井ゴールデン・グラブ賞を梅野隆太郎(福岡工大城東出身)が2年連続で受賞している。
高卒捕手として期待される藤田。ドラフト前のインタビュ―では、高い向上心を見せる瞬間があった。あくなき向上心をもって先輩たちから何を学び、吸収するのか。藤田の名捕手への道は始まったばかりだ。
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