琉球のドクターK・宮城大弥(興南) 世界の強打者たちにも三振の山を築く!
今年の高校生左腕の中ではナンバーワンの実力を誇る宮城大弥(興南)。 U-15代表に続いての代表入りとなった。
宮城はインステップ気味から踏み込んで投げ込む左スリークォーターピッチャー。好調時は、常時140~145キロ前後の速球を内外角に投げ分ける。120キロ前半のスライダーは、手元で小さく曲がり、120キロ中盤のチェンジアップも落差が鋭く、一番の決め球だ。さらに、110キロ前半のカーブを織り交ぜながら、三振の山を築く。
今年の活躍を振り返ると、準優勝した春季九州大会では、26イニングを投げて、41奪三振。そして、最後の夏となった沖縄大会では、46イニングを投げ、61奪三振をマーク。三振を奪えるのが宮城の大きな強みだ。
仕上がりも順調だ。駒澤大とのオープン戦で先発した宮城は、3回を投げて、3奪三振、無失点、無四球の好投。立ち上がりに一死三塁のピンチを招いても落ち着いた投球を見せていた。
オープン戦でのストレートは、平均球速139.5キロ。最速143キロとボールの勢いはまずまず。第2試合は、センターで出場するなど二刀流としても期待がかかる。
琉球のドクターKは、世界の強打者たちからも次々と三振を奪えるか。U-15代表では、手にできなかった世界一の称号を狙っていく。
(記事=河嶋 宗一)
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