Column

琉球のドクターK・宮城大弥(興南) 世界の強打者たちにも三振の山を築く!

2019.08.25

 今年の高校生左腕の中ではナンバーワンの実力を誇る宮城大弥興南)。 U-15代表に続いての代表入りとなった。

 宮城はインステップ気味から踏み込んで投げ込む左スリークォーターピッチャー。好調時は、常時140~145キロ前後の速球を内外角に投げ分ける。120キロ前半のスライダーは、手元で小さく曲がり、120キロ中盤のチェンジアップも落差が鋭く、一番の決め球だ。さらに、110キロ前半のカーブを織り交ぜながら、三振の山を築く。

 今年の活躍を振り返ると、準優勝した春季九州大会では、26イニングを投げて、41奪三振。そして、最後の夏となった沖縄大会では、46イニングを投げ、61奪三振をマーク。三振を奪えるのが宮城の大きな強みだ。

 仕上がりも順調だ。駒澤大とのオープン戦で先発した宮城は、3回を投げて、3奪三振、無失点、無四球の好投。立ち上がりに一死三塁のピンチを招いても落ち着いた投球を見せていた。

 オープン戦でのストレートは、平均球速139.5キロ。最速143キロとボールの勢いはまずまず。第2試合は、センターで出場するなど二刀流としても期待がかかる。

 琉球のドクターKは、世界の強打者たちからも次々と三振を奪えるか。U-15代表では、手にできなかった世界一の称号を狙っていく。

(記事=河嶋 宗一

琉球のドクターK・宮城大弥(興南) 世界の強打者たちにも三振の山を築く! | 高校野球ドットコム関連記事はこちら!

佐々木朗希、奥川恭伸などが選出!侍ジャパンU-18代表20名の顔ぶれ

侍ジャパンU-18代表合宿がスタート!主将は坂下翔馬(智辯学園)に決定!
U-18日本代表左腕・宮城 大弥の秘密は、甲子園連覇の島袋も行ってきた「興南アップ」にあり!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.16

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.06.16

【大阪】17日に抽選会!打倒・大阪桐蔭なるか、大阪学院大高や興國などはもちろん、ノーシードの履正社の対戦相手も注目<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.16

【東北】17日に準決勝!近年強さが目立つ青森勢か、盛岡大附の復活Vなるか<地区大会>

2024.06.16

青学大が中田、藤原のタイムリーで逆転に成功!1点をリードして後半戦へ!【全日本大学選手権決勝】

2024.06.16

大阪工業大の新入生に八戸学院光星の二塁手、敦賀気比、東海大星翔の正捕手など甲子園組や近畿の逸材が入部!

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】

2024.06.11

センバツ出場・東北のレギュラー左翼手がプロボクサー挑戦へ! エースはENEOS、主力は國學院大、国士舘大などへ進学【卒業生進路】

2024.06.16

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.06.14

15日に夏の甲子園抽選会!超激戦区・愛知が誇る逸材を一挙紹介!素材の宝庫・愛工大名電、中京大中京の149キロ右腕…そしてモイセエフはどこまで成長したのか?今年も全国クラスの逸材が点在!【注目選手リスト】

2024.06.11

【北海道】十勝支部は12日に抽選会!帯広大谷、白樺学園の初戦の相手に注目<夏の甲子園予選組み合わせ>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得