北條は春夏連続全国準V! 阪神主力選手の高校最後の夏を振り返る
光星学院時代の北條史也
阪神タイガース主力選手の高校最後の夏は?【ヒーローの高校最後の夏】
ここまで3位と少し離されてBクラスに沈んでいる阪神タイガースだが、4番に座る大山悠輔、正捕手に定着した梅野隆太郎、ショートでの出場機会が増えてきた北條史也ら、若手有望選手が増えてきた。そんな彼らの高校最後の夏を振り返る。
【3名の高校最後の夏の戦績】
▼大山悠輔(つくば秀英・2012年)
茨城大会
1回戦 2対4 土浦三
▼梅野隆太郎(福岡工大城東・2009年)
福岡大会
1回戦 10対0 久留米筑水
2回戦 7対0 小郡
3回戦 6対0 福岡柏陵
4回戦 4対3 沖学園
5回戦 7対0 折尾愛真
準々決勝 2対4 筑陽学園
▼北條史也(光星学院・2012年)※現・八戸学院光星
青森大会
2回戦 2対1 三沢
3回戦 8対6 青森山田
4回戦 11対0 八戸北
準々決勝 6対2 弘前工
準決勝 5対1 大湊
決勝 5対3 聖愛
選手権
2回戦 4対0 遊学館
3回戦 9対4 神村学園
準々決勝 3対0 桐光学園
準決勝 9対3 東海大甲府
決勝 0対3 大阪桐蔭
今や虎の四番に定着した大山は、甲子園未出場ながらプロに多くの選手を輩出するつくば秀英出身。高校最後の夏は4番遊撃として出場し、4打数3安打と気を吐いたが、惜しくも初戦で姿を消した。この試合では途中からリリーフ登板もしており、3回2失点と悔しさの残る内容だった。
打って、守って、走れる捕手として活躍を見せる梅野も、福岡大会で涙を飲んだ。3番捕手としてチームを引っ張った梅野は、初戦こそ無安打に終わったものの、以降は4試合連続複数安打を記録。しかし準々決勝の筑陽学園戦では無安打に抑え込まれ、チームも破れてしまった。
2年夏、3年春と全国準優勝で高校最後の夏を迎えた北條。4番遊撃で臨んだ青森大会では大会後半で調子を上げ、チームを4季連続の甲子園へと導く。甲子園では4本塁打を放つ活躍を見せ決勝進出。選抜と同じカードとなった決勝戦では、藤浪晋太郎擁する大阪桐蔭に敗れ、悲願はならなかった。
【応援メッセージ】
■第101回全国高等学校野球選手権大会
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