第76回 つくば秀英(茨城)編「甲子園未出場ながら現役7人のプロ野球選手を輩出したつくば秀英のつながり!」2017年10月13日

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【目次】
[1]阿井 英二郎から始まる、つくば秀英の軌跡
[2]近年の卒業生

 つくば秀英つながり。今回はつくば秀英は、今年で創立20年を迎えた、まだ新しい学校だ。今夏は4回戦で霞ヶ浦相手に敗戦してしまったつくば秀英。今だ甲子園には出場の経験がないものの、昨秋のドラフトでは阪神に1位指名された白鴎大の大山 悠輔が2012年に在学していた。さらに西武に2位指名された同学年で同じ大学の中塚 駿太といった数多くの選手をプロの世界に送り出している。そんなつくば秀英のつながりをみていきたい。

阿井 英二郎から始まる、つくば秀英の軌跡

 そもそも、つくば秀英硬式野球部創設に一役買ったのが、阿井 英二郎である。阿井は1983年にヤクルトに投手として入団し、主に中継ぎとして成績を残した。しかし故障が重なり、1992年にロッテを退団を機に引退。その後は教員免許を取得し、つくば秀英の先生として赴任した。

 当時はまだ硬式野球部は存在しておらず、アマチュア指導資格を取得しながら創設に向けて活動した。1999年に立ち上げて以降、独自の方法で練習を積み重ね、2001年にはチーム初のベスト8まで進出した。その後、阿井自身はつくば秀英を離れ、2012年に日本ハムのコーチに就任した。

 そんなつくば秀英が躍進をしたのが、2006年の夏である。当時は、育成選手ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団した山田 大樹を擁したチームは準々決勝まで進む。しかし、その年の甲子園出場を決めた常総学院に3-1で敗戦した。その後の山田は、2010年にプロデビューを果たす。今季は2試合の登板しかできていないが、常勝軍団の中で山田がどんな活躍をするのか、今後に期待したい。

 そして、大山・中塚が3年生だった2012年の大会では、1回戦の土浦三4-2に敗戦している。その後の大山・中塚は共に白鴎大に進学し、実力をつけ昨秋に見事ドラフトで指名を受けている。

 プロ1年目の大山は、74試合に出場。6本塁打を含む打率2割3分1厘という成績を残し、チームのクライマックスシリーズ進出に貢献した。CSでの彼のバッティングを期待したい。一方の中塚は、1軍での登板は1回のみになっている。だが、2軍では20試合に登板し、2勝を挙げている。来季以降にどんな成長を遂げるのか、楽しみである。

 つくば秀栄は今秋の大会では、予選を勝ち抜き県大会まで進出する。しかし2回戦で甲子園出場経験のある水城に、4-2と惜敗している。長い冬の期間の間に、定評ある投手育成を軸としたことで、プロの世界で戦っている江柄子や山田、中塚といった好投手を育ててきたつくば秀英。チームは一体どんな姿となって春を迎えるのか。そして夏に強豪校を撃破し、初の甲子園で戦う姿に期待をしたい。

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