神埼清明(佐賀)「『絶対無敗』を夏のテーマに2枚看板でこの夏を勝ち上がる!」
「消費から投資へ」練習、試合、学んだ全てを自分の力に
神埼清明野球部
■100年以上の伝統を誇る総合学科高校
神埼清明は、大正2年4月に神埼郡地主立農産学校として開設され、平成8年4月からは、本県初の総合学科高校に改編し、校名も神埼清明高等学校と改称して現在に至っています。卒業生はすでに1万2千有余名に達し、多くの人材を輩出し、地元神埼はもちろん全国各地で活躍し、100年を越える歴史と伝統を誇る学校である。
■神埼清明野球部の紹介
今春の佐賀県大会では佐賀商に敗れるもベスト4。昨秋はベスト8入りなど、佐賀県内でも上位に入る実力を持ち合わせた野球部である。現在は1年生17名、2年生8名、3年生23名の計48名、サブグラウンドに加えてウエイトトレーニング場も完備されており環境は整っている。
甲子園出場、そして勝利を最終目標に新チームは、「消費から投資」をチームのスローガンにスタートした。
「ただ練習をこなして毎日を消費するのではなく、学校での勉強、監督・コーチから指導してもらったこと、トレーニングや練習の全てを自分自身の為の力に変えていこう。つまり投資していこう」という事は主将からも常に話しているそうだ。
しかし新チームスタート以来、ヒットの本数では相手を上回るものの、結果的に敗戦してしまう事が多かった神埼清明野球部。
これをきっかけに、オフシーズンは「二死一塁から長打で1点」というテーマで練習を重ねてきた。同時にメジャーリーグでのホームランを打つための最低基準値と言われる「スイングスピード128キロ、除脂肪体重65キロ」を目標に体作りを行ってきたという。
■伝統・佐賀商戦で見つけた課題
今春の佐賀県大会準決勝、佐賀商戦は接戦に持ち込んだ。しかし、エラーや牽制アウト等自ら崩れる形で勝利を逃してしまった。また、オフシーズンのテーマ「二死一塁から長打で1点」も実行することが出来ず、再度体作りからやり直していこうと、改めて気持ちが引き締まった試合になったと話した。
現チームの主将は最初新太捕手と徳吉祐人投手の2人体制。徳吉投手、小野投手の2枚看板、さらには両投手とも先発できる点、2塁送球1.8秒台の大塚捕手の守備力、徹底した相手チームの分析を行う分析班が現在のチームのウリだ。
■チームの主力選手と夏への意気込み
2人の主将が、この1年間チームで活躍してきた選手として名前を挙げたのが、大塚浩翔選手、徳吉祐人選手、富崎光星選手の3人。
大塚選手は捕手として絶対的な要としてチームを引っ張り、盗塁阻止率も高い。最近では、相手チームから警戒され盗塁をされることが減ったという。
さらに、春までは主に野手だった徳吉選手は、エースの小野選手の陰に隠れてしまうことが多かったが、5月のGW頃から急成長。MAX142キロを超え他県の強豪私立も完封するなど、絶対的な存在になりつつある戦力だ。
富崎選手は、とにかくチャンスに強いのが持ち味。ここぞという場面では必ず打ってくれる打撃の面では柱の様な存在である。
夏の大会のキーマンには徳吉祐人選手、小野聖人選手を挙げた。やはり2枚看板投手への期待は大きいようだ。
この夏は「絶対無敗」を目標に練習を重ねる神埼清明野球部。課題であった非力感はは改善されつつあるという。
「バッティングはもちろん、走塁や守備等でエラーをした方が負けだと思うので、様々な状況で求められる動きの再現度を可能な限り高めていきたいです。」と話してくれた。
チームの主力選手が語る夏への意気込み
徳吉祐人 主将
Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください
徳吉:守備・走塁でミスをなくすこと。またレギュラーメンバーの足りない部分を控えメンバーの特徴でカバー出来ていないところです。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!
徳吉:指導者・選手を含めたベンチワークの一体感です!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
徳吉:圧倒的な走力とデータ分析班の収集能力。配給や打球方向が、驚くほど当たります。
Q.この夏に向けた熱い意気込みをお願いします!
徳吉:絶対甲子園出場します!
徳吉選手ありがとうございました。
使命感・感謝・責任感を胸に夏を戦う!
Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか
監督就任5期目ですが、今年は本当に精神的にも身体的にも甲子園を狙えるチームに成長してきました。
夏大会当日のキャッチボールや7分間のシートノックでも、上手くなってやるという強い向上心を持ち、残された1日1日を大切にして欲しいです。
Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします
心の持ち方、考え方、ルーティン等メンタル的な部分も大切ですが、その根底にあるものは親や仲間への感謝、試合に出ているという使命感、責任感だと思います。勝った負けた、打った、打たなかったに目が行きがちな時期ですが、高校生アスリートとしての土台となるその部分が揺らぐことの無いよう、頑張っていきましょう。
竹内監督、そして神埼清明野球部の皆さんありがとうございました!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
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