Column

八重山(沖縄)「目の前の試合を大事に、夏の頂点を獲りにいく!」

2019.06.20

みんなが笑って終われるよう、悔いの残らない夏にしたい


練習に打ち込む八重山の選手たち

■若鷲の校章がトレードマーク

 8枚の羽根を持った若鷲の校章が印象的な沖縄県立八重山高等学校。2022年に創立80年を迎える学校で、現在は3学年で691名が在籍。その中の52名が寮生活を過ごしている生徒も少なくない。OBには、亜細亜大で2015年の明治神宮大会の優勝投手となり、現在は西部ガスに所属する花城直投手がいる。

■目指すは夏の頂点!

 今年は
・頼れるエース
・繋がりのある打線
・多彩な攻撃
が3つの武器となっている八重山。現在は3年生15名、2年生22名、そして1年生13名の計50名。「目の前の試合を大事にして、夏の頂点をとること」を目標に、高い集中力をもって1球を大事に練習している。

■主将の心に残っている試合

 新チームがスタートしたときは、目の前に控えていた地区大会の優勝を目指し、夏休みに合宿を実施。心身を鍛え上げて迎えた八重山地区大会で見事優勝できたのは、主将の新城安紋にとって印象に残る結果だった。

 しかし県大会では、沖縄水産の前に3回戦で姿を消し、長いオフシーズンに入ると、徹底して下半身を鍛えた。具体的にはランニングを増やしたり、名物練習の「塚トレ」を行うことで強化してきた。

■チームを牽引してきた141キロ右腕

 そして迎えた春季沖縄県大会では、3回戦で沖縄工に敗れたもののベスト16進出。夏に弾みがつく結果となった。そんなチームを牽引してきたのは春季県大会で141キロをマークし、ベスト16に大きく貢献した照屋竜雅だ。

 新城主将は夏に向けてのキーマンとして、ムードメーカー・大城和哉東江響、そして熊谷将太の3人に期待を寄せる。

 「みんなが笑って終われるよう、悔いの残らない夏にしたい」と最後に語った新城主将。八重山が夏の沖縄の頂点を目指す戦いが始まる。

[page_break:チームの主力選手が語る夏への意気込み/気持ちを前面に出して、最高の夏にしよう!]

副主将が語るチームの課題


八重山の集合写真

 ここからはサードの東江響選手とセカンドの前津拓郎選手のW副主将に話を伺います!

Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください

東江:1人1人の能力を磨くことです。
前津:2番手投手の育成と野手のレベルアップです。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

東江:ゴールデンウイークの群馬への遠征です。
前津:新チームになって初めて公式戦で勝てたことです。

Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!

東江:バッティングを見てください!
前津:元気と守備がセールスポイントです!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

東江:上下関係がなく、仲が良いところです。
前津:全員で向かっていけるところです。

Q.この夏に向けた熱い意気込みをお願いします!

東江:悔いの残らないプレーをしたいです!
前津:「一戦必勝」!チーム力で勝ち上がります!

 東江選手、前津選手ありがとうございました。

気持ちを前面に出して、最高の夏にしよう!

  ここからは八重山の與那城吾朗監督にお話を伺います。

Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか

 気持ちを表に出すことが苦手でおとなしい生徒が多く、本気でぶつかる事がなかなかできませんでした。その都度、「自分たちはどんなチームを目指しているのか」というミーティングを重ねてきました。
 秋よりも春、そして春を終えてからも着実に成長した姿を見せています。夏は勝ちたいという気持ちを前面に出し、全員で勝ちをつかみ取りたいと思います。

Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします

 「一戦必勝」の精神で最高の夏にしよう!

 與那城監督、そして八重山野球部の皆さんありがとうございました! 

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今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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