Column

安城(愛知)「持っている力をすべて出し切り、県大会ベスト8の夢を成し遂げる!」

2019.06.12

先輩たちに追いつき、追い越す夏


スタンドへ挨拶する安城野球部

■家庭科を専攻する学科がある

 教育スローガンに「きっとできる できるまでやる」を掲げている愛知県立安城高校。現在は普通科と、家庭科目を中心とした生活文化科の2つの科の生徒合わせて940名が在籍している。

■先輩たちの背中を追いかける

 3年生5名、2年生20名、1年生16名の41名の選手に、8名のマネージャーの計49名が日々練習に励んでいる野球部。新チーム結成時は、「先輩方が3季連続でベスト8まで勝ち進まれたので、先輩方に追いつくためにもベスト8を目標にしました」と鈴木輝主将は語った。

 そして迎えた秋季大会、西三河地区に所属する安城は順調に一次予選を突破。二次予選に勝ち進み県大会出場決定戦まで勝ち上がった。県大会出場をかけた豊田北との試合がチームの成長に欠かせない一戦だったと鈴木主将は話す。

 「自分たちの野球が全くできず、0対5で敗れ悔しい思いをしました。この試合の後、全員が『このままじゃダメだ』と感じて、本気でミーティングしたことは今でも忘れられません」

■打撃を武器に目標達成を目指す

 そしてオフシーズン、安城はスイング力を強化するためにバットを毎日振り込んだ。時には膝にチューブを巻いて、中腰の状態で塁間を歩いて下半身を鍛えるなど、選手それぞれがレベルアップを図ってきた。

 そして現在は攻撃の引き出しを増やすことで、今年のチームの武器である打撃にさらに磨きがかかった。

 他にも大胆なポジショニングや団結力をウリに県大会でベスト8入りを目標に今も練習をしている。

■キーマンは3年生5人

 丁寧なピッチングを持ち味に、エースとして投げてきた安部純平。さらに4番して勝負強いバッティングを見せてくれた市川剣の2人がここまでチームを牽引してきた。

 ただ夏は3年生5人(鈴木輝白草大剛髙橋航大楳村謙心安部純平)に大事な場面で回ってくるはずだ、と鈴木主将は睨んでいる。最後の夏にかける思いをどんなプレーで表現するのか、注目だ。

 またチームのムードメーカーである浦竹エイジもベスト8を目指すチームにとって欠かせない存在だ。

[page_break:長い夏を過ごしたい!/平常心で戦おう!]

長い夏を過ごしたい!


安部純平投手

 ここからは安城白草大剛選手と、安部純平投手にお話を伺います。

Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください

白草:夏に向けては守備が課題だと思います。
安部:スタミナと変化球の精度です。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

白草:ホームランを打てたことです!
安部:今春の全三河大会の豊田大谷戦で完封勝利できたことです!

Q.応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

白草:豪快なスイングを見てください!
安部:堂々としたピッチングです!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

白草:戦術の多さや状況判断なら他のチームに負けていません!
安部:チームの団結の強さはほかにチームに負けていません。

Q.この夏に向けた熱い意気込みをお願いします!

白草:1つでも多く勝ちたいと思います!
安部:少しでも長い夏にします!

 白草選手、安部選手ありがとうございました。

平常心で戦おう!

  ここからは安城の加藤友嗣監督にお話を伺いました。

Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか

 チーム打率3割を目指してチームを作ってきました。夏は先輩たちの記録を超えられるように、様々な試合展開にも対応できる力を武器に頑張りたいと思います。

Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします

 持っている力を100%本番で発揮できるように、平常心で臨もう!

 加藤監督、そして安城高校の皆さんありがとうございました!

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今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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