Interview

ベースボールマリオ店長・澤木勇太郎さんが語るウイルソン「デュアル」の魅力【後編】

2019.01.31

 東京・下北沢にある野球専門店、ベースボールマリオ。都内でも有数の品揃えとスタッフの豊富な知識が評判の同店には、生粋の「野球好き」が毎日のように訪れている。そんな、ベースボールマリオの店長を務めているのが澤木勇太郎さんだ。
 後編となる今回は、中学、高校球児に伝えたいグラブ選びのポイントや近年、マリオでも人気が高まっている、ウイルソンのグラブ「DUAL(デュアル)」について語っていただいた。

大切にして欲しいのはグラブをはめた時の「心地よさ」

ベースボールマリオ店長・澤木勇太郎さんが語るウイルソン「デュアル」の魅力【後編】 | 高校野球ドットコム
ベースボールマリオの店長・澤木勇太郎さん

 ベースボールマリオの店長として、日々訪れる中学、高校球児に用具面から的確なアドバイスを行っている澤木さん。
 グラブ選びに悩みを抱えたり、自分に合っていないグラブを使っている選手も多く見受けられるというが、ここで澤木さんに中学、高校球児のためのグラブ選びのポイントを伺った。

 「なんとなくメーカーだけを見て選ぶ子もいますけれど、自分がどういう捕り方をしているかが、グラブ選びのすごく大事なところです。メーカーで選ぶのなら、そのメーカーのグラブの特徴を理解してほしいなと思っています。ですから、グラブ選びに悩んでいる選手には、捕球スタイルを詳しく聞いた上で、各メーカーの特徴を伝えるように心掛けています」

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グラブの型付けを行う澤木さん

 また選手自身の感覚については、グラブをはめた時の「心地よさ」も非常に大事だと澤木さんは語る。
 はめた瞬間にしっくりくると感じるグラブこそ自分の手に合ったグラブであり、守備でも余分な力を入れることなく違和感のないプレーができるという。

 「高校、大学と上がるにつれて、選手のプレースタイルは進化します。そんな姿を想像しながら選手たちにアドバイスするのは、この仕事の醍醐味かもしれませんね」

 澤木さんは、選手の「今」だけでなく、将来のプレーまで見据えてアドバイスを行っている。大学まで選手として野球を続けた、澤木さんならではの心遣いだろう。

[page_break:球児とのコミュニケーションが大きな醍醐味]

エラーを減らしたいと思っている選手は「デュアル」を選んで

ベースボールマリオ店長・澤木勇太郎さんが語るウイルソン「デュアル」の魅力【後編】 | 高校野球ドットコム
グラブの「はみ出し」が二本あるのが「デュアル」特徴だ

 様々なメーカーのグラブの特徴を把握し、的確なアドバイスを送っている澤木さんだが、ここであるメーカーのグラブについて伺ってみた。

 そのグラブとは近年、マリオでも人気が高まっているウイルソンのグラブ「デュアル」だ。MLBヒューストン・アストロズのアルトゥーベ選手やボストン・レッドソックスのペドロイア選手、日本のプロ野球でも代表経験者の青木宣親選手や外崎修汰選手が使用するなど、一流の選手から熱烈な支持を集めている。
 そんな「デュアル」の魅力とは一体何なのだろうか。

 澤木さんは、初めてデュアルのグラブをはめた時の第一印象を「手に吸い付いてきた」と振り返る。これは「守備率10割を目指す」というコンセプトで開発された、「デュアル」を象徴するような言葉だ。

ベースボールマリオ店長・澤木勇太郎さんが語るウイルソン「デュアル」の魅力【後編】 | 高校野球ドットコム
通常のグラブの内袋(左)とデュアルの内袋(右)

 「『デュアル』は抜群のフィット感に加えて、指先が強いなと感じました。ハミ出し(グラブの指の背面に入っている線)が二本あるのが大きな特徴ですが、外見だけではなく内袋と呼ばれるグラブの内側も立体縫製されていて、指先の強さを生んでいます。
 他のメーカーと比べて指先が強く、グラブのどこに当たってもボールがポケットに収まります。高速ライナーやイレギュラーバウンドに反応した時、バックハンドで捕球した時には、その効果が良く分かると思います」

 エラーを減らしたいと思っている選手、捕球から送球までの動作を安定させたい選手は「デュアル」を選んで間違いないと澤木さんは力説する。まさに「デュアル」は、ノーエラーへの近道と言えるグラブなのだ。

 店長という立場から、球児たちの成長を心から願っている澤木さん。最後に、球児たちへメッセージをいただいた。
 「学生である以上は、野球をやってない時間の方が長いので、その時間を大切にすることで野球も充実すると思います。学生生活トータルで見て、人間的に成長してほしいなと思います」

 野球を通じて成長できた、澤木さんだからこその言葉だ。そんな澤木さんのもとには、これからも多くの球児が訪れるのだろう。

文=栗崎 祐太朗

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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