関西の大学野球でデビューした注目の1年生4選手!
4月下旬、大学野球のリーグ戦は中盤になっていきます。
今回は関西学生と関西六大学でデビューした1年生を特集していきます。
まずは関西学生リーグから。
関西大学・野口智哉選手(鳴門渦潮)、巻大地投手(上宮)、近畿大学・森田貴選手(神戸国際大附)、関西学院大学・黒原拓未投手(智辯和歌山)の4選手です。
中でも注目は関西大学の野口選手です。第1節の同志社大学戦で6番ライトでスタメン出場。3試合全てでヒットを放つなど、打率5割と活躍しました。早瀬万豊監督は、「元々はショートの選手だが、打撃を買って外野で起用しています」と話します。思い切りの良いスイングが特徴。明日からの第3節で立命館大学を相手にどんなバッティングを見せるか楽しみですね。
近畿大学の森田選手は1番ライトで出場しともに大事な場面で打点を挙げました。こちらも田中秀昌監督が期待する選手。次は4月28日からの第4節で関西大学と対戦します。
投手では関西大学の巻投手と関西学院大学の黒原投手と両左腕がデビュー。巻投手は同志社大学との2回戦で勝ち投手に。黒原投手は近畿大学との2試合でリリーフし、特に2回戦では3回から6回までの4イニングをパーフェクトに抑え、木内祥晴監督が「これから軸になる投手」として期待されます。今後は先発もありそうです。
関西六大学リーグからは高校時代にバッテリーを組んでいた2人の選手を取り上げます。
まずは神戸学院大学の筒井一平捕手(明徳義塾)。4月1日の開幕戦から8番キャッチャーで起用されていますが、「1年生とは思えない冷静なリード」(伊与田健吾監督)が光ります。
大阪学院大学の北本佑斗投手(明徳義塾)は4月16日の京都産業大学2回戦で先発しました。「オープン戦では1試合も投げてなかったので驚いた」と話していましたが、明徳義塾で培った投球術を見せ、9回2失点と好投しました。延長にもつれこんだため、惜しくも勝ち負けはつきませんでしたが、西山正志監督も今後に期待します。
他にも大阪商業大学の福元悠真選手(智辯学園)、京都産業大学の酒井航選手(桜宮)と川岸裕太朗選手(京都成章)などが出場しています。
今週末の土曜日からは関西学生が第3節、関西六大学は第4節に入ります。ぜひ高校野球を沸かせた選手の大学野球での活躍にも注目していきましょう‼
関西学生第3節([stadium]皇子山球場[/stadium]) 第1試合は10時30分開始
4/21 ①関西大学vs立命館大学 ②同志社大学vs京都大学
4/22 ①京都大学vs同志社大学 ②立命館大学vs関西大学
関西六大学第4節([stadium]ほっともっとフィールド神戸[/stadium]) 第1試合は10時開始
4/21 ①京都産業大学vs大阪経済大学 ②大阪商業大学vs神戸学院大学
4/22 ①神戸学院大学vs大阪商業大学 ②大阪経済大学vs京都産業大学
関連記事
● ドラフト候補右腕・山本隆広(関西大学)。今は我慢の時
● 劇的サヨナラ打はエースで主将の福島 孝輔(同志社大学)
● 桐蔭横浜大(神奈川)齊藤 博久監督「選手主体のゲームプラン作り」【前編】
● 大学野球選手権を通して再考したい休養日について
● 大学選手権とプロ野球の日程に見える因果関係!?
● 今からでも間に合う!東京六大学野球の楽しみ方
(文:松倉雄太)