芝vs都立足立東
芝、足立東の攻撃を振り切り、都大会進出！
適時三塁打を打つ橋本（芝）
都立松ケ谷を下し、代表校決定戦に進出した芝。代表校決定戦は都立足立東と対戦。都立足立東は都立城東から派遣選手が入ったチームとなっている。先制したのは都立足立東。4番伊藤の適時打、5番岡本の適時三塁打で2点を先制。だが、芝は一死二塁から敵失で1点を返し、5番菊地の適時打で同点に追いつく。その後、7番小出の犠飛、相手の敵失、8番橋本の犠飛で一気に5点を入れると、2回裏には敵失で1点を追加し、7番小出の押し出し四球で7対2と点差を広げる。
しかし、都立足立東も3回表に、2点を返し、3点差に。芝の田中監督は選手に対し、「このままいくと嫌な雰囲気がなるから追加点をとっていこう」と発破をかけ、そして5回裏には3番塩崎の適時打から始まり、4番菊地の2点適時打。さらに二死満塁から8番橋本が走者一掃の適時三塁打。橋本の長打に田中監督も「これは大きかった」と評価するように、13点目を入れて、試合の主導権を握った。
6回表に1点を返されるが、エース・塩崎が粘り強いピッチングで、都立足立東打線を抑え、7回コールド勝ちで都大会進出を決めた。
田中監督は「足立東さんには都立城東の派遣選手がいますが、みんな腰が入ったスイングができていて打球が鋭い。レベルが高かったですし、エース・塩崎もベルト付近に集まったボールをしっかりと打ち返されました。ボールは良い投手ですが、配球面でまだ単純なところがありますので、幅広いピッチングを期待したいですね」とエース・塩崎の投球に注文をつけた。
また、芝は各選手が走塁が鍛えられている。外野へ打球が抜けた後、積極的に次の塁を狙う様子が見えた。芝は普段から走塁を重点的に鍛えており、突出した俊足を持った選手がいなくても、判断力を磨いて、突破口を切り開いている。
この試合は、来月4月に入学する新入生も訪れた芝。都大会へ向けて夏につながる戦いを見せていきたい。
