試合レポート

中部商vs真和志

2018.03.23

集大成の成果を見せる!中部商が二桁得点で好発進!

中部商vs真和志 | 高校野球ドットコム
先発・山城郁也(中部商)

 2016年の新チームから、中部商の主力としてプレーしてきた新三年生たち。何度も厚い壁に跳ね返された分、残り2大会となった今年度こそ頂点を掴む!そんな意気が感じられるゲームだった。

集大成の成果を見せる!中部商が二桁得点で好発進!

 中部商の先発は山城郁也。昨年までは中濱太洋ほどの安定感はまだ無い。冬を越して一回り大きくなった。「解禁後の県外チームとの対戦で8回を投げて1失点。良いピッチングだった。」と、平良監督。二番手投手ではない。中濱と並ぶダブルエースなのだと。その山城の立ち上がりはこれ以上ない最高のピッチングだった。3回まで無安打。そして圧巻の6奪三振。野球部員14名で頑張る真和志だが、山城のストレートの威力に完敗だった。

3安打3打点と活躍の知念 

 打線は3回、一死からトップの知念侑輝が逆らわずライト前へ運ぶ。続く仲田憲汰が四球を選ぶと、3番小濱佑斗の当たりはショートの前へ。三塁へ向かう走者の陰に一瞬、ボールから目が逸れる。左中間へ転がっていく打球に外野手もまさか!という感じで必死にボールを追う。その間に2点が中部商のボードに刻まれた。

 4回の中部商はエラーとバントヒット(その後盗塁)で二・三塁とすると知念がセンターオーバーの2点タイムリー二塁打で完全に主導権を握った。

 知念が3安打3打点、仲田と小濱か2安打と、1,2,3番が機能した中部商。この3人で二塁打と三塁打が合計6本も出るなど、脅威の上位打線を見せつけた。6回にも1,2番の連打などで2点を加えると9回に4点を奪い二桁得点を達成。投げては先発の山城が6回を投げ1安打無四球8奪三振。打倒シード校へ向け、中部商が好発進した。

(文=當山 雅通

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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