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今年の東京一次予選は東海大菅生、東亜学園が登場!注目ブロック、見どころを解説!

2018.03.03


左から山口了汰(実践学園)、佐々木太陽(大森学園)、市川廉也(青山学院)

 3月17日から開幕する春季東京一次予選。都大会を目指し、181チームが出場するこの大会で本大会への切符を手にするのは、48チーム。一次予選に登場する注目校を紹介していきたい。

第1ブロックから激戦!

 平昌五輪も終わり、春の足音が近づいてきた2月25日、青山学院高等部PS講堂で春季都大会の1次予選および、本大会の組み合わせ抽選会が行われた。
 既に本大会出場を決めている秋季都大会出場の64校に加え、199校181チームが、残りの48枠を巡り、戦いを繰り広げることになる。
 まず注目は、第1ブロックA。昨夏8強の日本学園に3年前の夏のシード校の青山学院という伝統校対決に加え、昨夏ベスト16の足立学園と都立の強豪・文京と、4校とも本大会に出るだけの実力校が揃った。本大会に進んだ後は、成蹊日大三と続く厳しいブロックだ。

 
秋は代表決定戦で本大会準優勝の佼成学園を苦しめた都立羽村は、2年前の夏にベスト16まで進んだ都立桜修館と対戦。このブロックには、近年力をつけている都立小岩もおり、都立の中堅校がしのぎを削る。

  第5ブロックBでは、都立城東などの監督を歴任した平岩了監督の下、力をつけている都立豊多摩が、昨夏は4回戦まで進み、秋は安田学園を苦しめた都立駒場と対戦する。
 都立永山都立目黒も力をつけている。

第8ブロックBの法政大高朋優学院も注目のカード。朋優学院は昨夏のシード校で、法政大高は夏にベスト16まで進んでいる。

 都立城東の甲子園出場メンバーである茶川剛史監督率いる都立淵江は、都立勢で力のある東大和南と対戦する。

本大会に入ってからが試練の強豪校

 第12ブロックAの駒込都立足立新田も上位実績のある実力校同士の対戦になった。
 第13ブロックAでは、秋は帝京に敗れた安田学園が、センバツ優勝経験のある日大桜丘と対戦。城北都立上水も力があり、このブロックも激戦区だ。

 都立の強豪・篠崎は、成城学園都立鷺宮都立調布北のブロックに入った。鷺宮は筑波大出身の杉山真司監督の下で力をつけており、力の入った試合が予想される。

 秋は初戦で二松学舎大附に敗れた昨夏の甲子園ベスト4の東海大菅生は、穎明館、電機大高、都立立川と同じブロックに入った。実力的には抜き出ているものの、本大会では日大二、勝てば東海大高輪台と対戦することになっており、夏にシード校への道は平坦でない。

 秋は早稲田実に敗れた評判の好投手・勝又温史擁する日大鶴ヶ丘、秋は創価に敗れた夏4強の東亜学園は、本大会出場はさほど問題ないと思われるが、本大会では日大鶴ヶ丘は、佼成学園創価などが同じブロックに入っており、東亜学園多摩大聖ヶ丘の次は秋4強の日大豊山と対戦することになっており、夏のシード校に向けて激しい戦いが予想される。。

 秋は対戦運もあって本大会出場を逃した強豪校は、春は本大会もにらんだ戦いになるだろう。その一方で、秋は不安定な気象により、練習や調整不足で思わぬ大敗を喫したチームも多い。ひと冬越して、新たな有望チームが出現することも期待したい。

■一次予選の組み合わせとメッセージは以下より

第1ブロック
  第2ブロック  第3ブロック

第4ブロック
  第5ブロック  第6ブロック

第7ブロック
  第8ブロック  第9ブロック

第10ブロック
 第11ブロック 第12ブロック

第13ブロック
 第14ブロック 第15ブロック

第16ブロック
 第17ブロック 第18ブロック

第19ブロック
 第20ブロック 第21ブロック

第22ブロック
 第23ブロック 第24ブロック

(文=大島 裕史)

 

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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