浜名高等学校(静岡)
澄み切った青空のもと、全員で集合写真(浜名)
「甲子園出場」へさらなる積み上げを
■今年で創立110周年を迎える静岡県立の普通過程高等学校
静岡県浜松市にある静岡県立浜名高等学校。全国大会出場経験があり、プロ選手も多く輩出しているサッカー部が全国的に有名だ。野球部は昨秋の西部地区大会を3位で勝ち上がり、静岡県大会出場。初戦で知徳に4対5で敗れたものの、5点ビハインドを追う8回に一挙4点を奪う、猛追を見せた。あわや同点、逆転を予感させた追撃を展開したことで大きな自信を得た。
■浜名野球部の紹介
現在2年生26名、1年生25名の計51名が在籍。甲子園は2003年春に出場実績がある。野球部専用グラウンドは有しておらず、サッカー部と共用でグラウンドを使用。部員数が多い中で、スペースも限られる制約があるものの、「無駄なく、効率良く」をモットーに、近隣の神社の階段でダッシュを行うなど、工夫を凝らした練習で力をつけている。
■チームがスタートしてからの思い出深いエピソードは?
静岡県大会2回戦・知徳戦を印象深い試合に挙げた竹内主将。「8回まで0-5とリードを広げられ、主導権を握れない、とても悪い雰囲気の中試合が進んでいました。『とにかく1点ずつ』とも言っていられない状況となり、迎えた8回、先頭の出塁を皮切りに4点を奪うことができました。敗れはしましたが、この反撃で自信がつきました」と理由を語ってくれた。劣勢でも諦めない精神力、打線の持つ爆発力を実感する一戦となったようだ。
■新チームを引っ張ってきた選手は?
米山祐矢投手、中村悠雅遊撃手を挙げた袴田主将。「米山は防御率1点台の安定した投球で、何度もピンチを抑えてくれました。中村は安定感のある遊撃守備と本塁打も打てる、センスのある打撃でチームを牽引しました」とそれぞれ理由を語ってくれた。
■この冬の意気込み!
袴田主将は「大きくなりたいです。そして試合で『絶対に負けないぞ!』という自信を持てるように、最大限の努力をすること。苦しい場面を乗り越えられる精神力、根性を身につけます!」と力強く語ってくれた。「これだけやったんだ!」と胸を張って言えるように、限界まで自分を追い込む覚悟はできている。
いいプレーでの盛り上がりは負けません!
左から米山祐矢選手、竹内絃選手(浜名)
ここからは、浜名の米山祐矢投手、副主将を務める竹内絃三塁手に話を伺いました!
Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。
米山:内野後方にフライが上がった際の声掛け、接戦での精神的な粘り強さが不足していると感じました。
竹内:投手層をもっと厚くしていかないといけないと感じました。野手陣は打席での勝負強さが足りないと痛感しました。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
米山:下半身の強化と柔軟性の向上です。
竹内:身体を一回り大きくすること、守備の安定感UPを目指します。
Q. 応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?
米山:ピンチでも冷静さを欠かず、マウンド上で表情に出さないところを見てください!
竹内:攻守両方でのボールに食らいつく姿勢を見てほしいです!
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
米山:どこからでもチャンスを作り、得点を奪うことができる打線の切れ目のなさに自信があります。
竹内:試合終盤での団結力、チーム力の高さは負けていないと思います。
Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
米山:持ち味であるコントロールを維持しながらも、常時135km/hを計測できるように直球を磨きます!
竹内:自分自身を厳しく鍛え上げて、チーム内で存在感を放つ、頼りになる選手になります!
米山選手、竹内選手、ありがとうございました!そして浜名高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!