東京学館船橋(千葉)「自慢は補食のバリエーションの多さ!これからも頼れる存在でありたい」
この秋、千葉の王者に輝いたのは拓大紅陵。その拓大紅陵を2回戦であと一歩のところまで追い詰めたのが東京学館船橋だった。最終的なスコアは12対13。あと一歩及ばなかった。
来年の春、夏と上位進出を目指す東京学館船橋のマネージャーは、日々どんな仕事をしているのか。同校のマネージャーの取り組みに迫った。
自慢の補食はバリエーション豊富!
畔田 佳奈さん
現在のチームを支えるマネージャーは5人。男子マネージャーの小倉 知也くん(2年)、鈴木 凜くん(2年)と女子マネージャーの畔田 佳奈さん(2年)、目黒 杏奈(1年)さん、千鳥 愛果さん(1年)と男女5人でチームのサポートを行っている。
今回は、マネージャーを代表して畔田 佳奈さんに詳しくお話を伺った。
主な活動は、選手が飲むジャグの準備、指導者が指導に集中できる環境づくり、部屋の掃除、お客様の対応など多くの仕事を毎日こなしている。
畔田さんがマネージャーになったきっかけは、「親にすすめられたから」と話す。中学時代は卓球部だったが親のすすめでマネージャーになった畔田さんはここまでを振り返り、「よく話すようになりました。気配りもできるようになりました」と成長できた点があったそうだ。
日々多く活動がある中で一番楽しい瞬間は「補食を作っているとき」だ。選手たちの体づくりの一環として補食を作っているが、一番うれしいのは「監督さんに『おいしい』と言われることです」という。そして自慢は補食のバリエーションの多さ。炊き込みご飯やバターライスなど多くの補食バリエーションを持っていることも明かし「他校のマネージャーに負けてないと思います」と胸を張る。そんな美味しい補食を食べている選手の笑顔がとても好きだという。
さらには冬には鍋を作ったり整備車のガソリンを自転車で買い出しするなど変わったことも活動の1つ。多くの作業を行う上で、「選手に『ありがとう』と言われた時や指導者の方に言われる前に動けた時、仕事にミスがなかった時はとてもやりがいを感じます」と日々の活動で心に残っていることも教えてくれた。
印象に残った試合として秋季大会の拓大紅陵との試合を挙げてくれた。
「1-9と負けている状況から諦めずに戦い、一時は逆転しました。とても選手たちが頑張っていたのを覚えています」
最後に、日々練習に励むチームの選手たちに向けてのメッセージを!
「この冬の3か月が勝負なので、怪我には充分注意して良い意味で化けましょう!全力でサポートします!」
畔田さんにこれからどんなマネージャー像を描いているのかを聞くと、「文句を言われない、頼れる存在でありたい」と話した。
男子マネージャーの小倉くんは今年のチームについて「今年は特に中軸の破壊力がありますし、速球派の投手もいます。非常に楽しみです」と期待を込める。来年は習志野、市立船橋といった強豪校が集結する西千葉に区分される東京学館船橋。そんな強豪校たちに負けないパワーをこの冬に力を蓄えるべく、地道なサポートを継続していく。