岡豊vs高知南
岡豊、高知南に「気迫勝ち」!
5打数4安打と大当たりだった岡豊の3番二塁手・松原 伶来(2年)
両チームの力を比べれば、決して6点差が付くような差はなかった。高知南にも1年生ながら最速129キロをマークした竹﨑 凛星(174センチ62キロ・右投右打・高知県立高知南中出身)、守備範囲の広さが光った5番・遊撃手の川渕 佑斗(2年・右投左打・高知県立高知南中出身)など、好選手は多かった。ただ、高知南・井上 大地監督が「初回の動きを見ていてもウチは気持ちで引いていた」と悔いたように、山中 直人監督率いる岡豊の気迫は高知南をはるかに凌駕していた。
象徴的だったのは先制点を奪った4回表の攻撃である。二死から9番・乾 斗偉(2年・左翼手・右投左打・159センチ50キロ・高知市立介良中出身)が投手バント内野安打で出塁すると、1番・友永 隼太(2年主将・右翼手・右投右打・173センチ70キロ・高知市立朝倉中)への1球目で二盗、4球目で三盗を決める気迫を発揮。これが友永の中前適時打、その後の計6得点への流れを作った。
半面、岡豊は「まとまったコントロールもあるし、ゲームを作れる」と指揮官が評価したうえで選択した森岡 貴登(173センチ67キロ・右投右打・黒潮町立大方中出身)、植田 ジゲン(170センチ63キロ・右投右打・須崎市立浦ノ内中出身)の1年生投手リレーも、4番も務める石元 建多(2年・捕手・174センチ63キロ・右投右打・高知中出身)の好アシストもあり、5安打完封で成就。夏の高知大会ベスト4ながら、今大会ではノーシードの彼らは、9月23日11:30から[stadium]高知県立春野運動公園野球場[/stadium]で行われる宿毛との2回戦でも、気迫を前面に押し立てて、上を狙いにいく。
(レポート=寺下 友徳)
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