琴平vs笠田
琴平、初回の大技小技で笠田を攻略!
三豊市にある笠田。仲多度郡琴平町にある琴平。県西部地区近隣校同士の対戦は、初回の攻防が勝敗を分けた。
笠田は1回表二死一・三塁から5番・細川 大輔(3年・遊撃手・170センチ65キロ・右投右打・三豊市立三豊中出身)が三塁手横を抜く適時打で先制。しかしその裏、琴平は笠田先発・業天 大智(3年・178センチ89キロ・右投左打・三豊市立三豊中出身)から守備の乱れなどで一死一・三塁とすると4番・坂井 千聡(3年・右翼手・178センチ65キロ・右投右打・多度津町立多度津中出身)が一塁手前へ意表を突くセーフティースクイズによりすぐさま同点。三塁側ベンチ・スタンドは大いに盛り上がった。
ちなみに琴平の指揮官は丸亀監督時代の2013年に母校を13年ぶりの甲子園へ導いた山本 雄一郎監督。ベースランニング14秒2台という坂井の特性を活かした智将の小技に主砲が見事応えた琴平は、なおも二死一・二塁から6番・阪本 琉太(3年・中堅手・167センチ71キロ・右投右打・まんのう町立満濃中出身)が甘く入った変化球をとらえ、レフトスタンドへ大会第2号となる勝ち越し3ラン。一気に試合をひっくり返した。
結局、琴平は終盤にも2番・飛渡 啓吾(3年・遊撃手・168センチ60キロ・右投右打・綾川町立綾上中出身)、3番・小野 竜佳(3年・一塁手・右投左打・琴平町立琴平中出身)の連続適時打などで計10安打7得点。笠田も4回表二死二塁から7番・三好 亮(3年・一塁手・166センチ74キロ・右投右打・観音寺市立観音寺中出身)が右前適時打を放つなど最後まで旺盛なファイティングスピリットを示したが、琴平の継投策にあと一本が出なかった。
なお、勝った琴平は7月15日(土)[stadium]四国コカ・コーラボトリングスタジアム丸亀[/stadium]で行われる大会第6日・第3試合で香川高専高松との2回戦を戦う。
(レポート=寺下 友徳)
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