中野 翔哉(興國)「積極性を意識して本塁打量産!大会最多本塁打記録へ」
この春、府大会で中田 翔、清原 和博に並ぶ春季大会最多の5本塁打を放った中野 翔哉。今年の大阪府を代表するスラッガーとして注目が集まる中野が、打席内で意識していることとは。
元々受け身の性格だったが、積極性を意識して本塁打量産
中野 翔哉(興國)
――興國高校入学の経緯を教えてください
中野 翔哉選手(以下、中野):中学校の交野リトルシニアが興國高校とつながりがあって、それで入学しました。
――入学からここまでの2年間を振り返っていかがでしたか?
中野:1年生の頃はしんどい練習もして、でもそのおかげで今があると思っています。
――春季大会で5本塁打。その要因は何だったのでしょう。
中野:4月から喜多先生が来られて、元々自分は受け身だったんですけど、積極性を出していけと言われて初球からドンドン振れるようにしていって、甘い球を捉えたからホームランが出たと思っています。
――春の大会が終わって今はどんなことに取り組んでいますか?
中野:いい投手を打てないと上には上がれないと思っているので、夏にはいい投手を打てるように練習に取り組んでいます。
中野:内も外もコントロールが良くて、変化球も良かったです。
――現在の高校通算本塁打数と春の大会が終わってからの本塁打数を教えてください
中野:今、通算14本です。春の大会が終わってからは3本です。
練習では木製バットでボールを運ぶ感覚を養う
中野 翔哉(興國)
――練習試合ではどのようなことを意識して打席に立ってますか?
中野:ボール球を振らないことを心掛けています。
――持ち味である長打力を磨くために大事にしている練習はありますか?
中野:バッティング練習では木のバットを使って、ボールを押し込むというか運ぶ意識でやってます。
――憧れの選手はいますか?
中野:横浜DeNAベイスターズの筒香 嘉智選手です。打率を残せて長打も打てて、そういうところを尊敬しています。
――将来の目標を教えてください。
中野:プロ野球選手になりたいです。
――夏の大会で活躍するためには何が必要になるでしょうか?
中野:気持ちの面でもあると思うんですけど、チーム一丸となって、自分もバッティングで貢献出来るようにしたいです。ホームランは要らないと思ってるんですけど、長打でランナーを還せるようにしたいです。
春の選抜を制した大阪桐蔭や、準優勝の履正社など強豪がひしめく激戦の大阪府大会だが、中野擁する興國はどのような戦いを見せるのか。大会最多本塁打記録の更新にも期待がかかる。注目の初戦の貝塚南戦では4打数1安打だった中野。次は7月16日の岬戦で、自慢の長打を見せることができるか。
(インタビュー/文・小中 翔太)