Column

専修大学玉名高等学校(熊本)

2017.06.27

嬉し涙を流す夏に

■専大玉名はどんな学校?
 昭和24年9月に玉名英学院として創立し、各種学校として発足した専大玉名。昭和41年に高等学校として認可され、同年、専修大学の付属高等学校となった。その後学校関係者の努力はもとより、地域社会の多くの方々に支えられ、今年、高校創立50周年を迎えた。全国レベルを目指す野球部や陸上、サッカー、柔道、剣道をはじめ、ラグビー、テコンドーなど多くの部活動がある。

■専大玉名野球部の紹介!
 1年生20名、2年生16名、3年生23名の計59名で活動している専大玉名。目標は、甲子園出場ではなく、甲子園でベスト4になること。苛酷なランメニューなどの練習を日々行っている。チームのウリは「タイプの違う3人の投手がいること、二遊間のコンビプレー、重量打線」だと光安 晟主将はコメントした。


集合写真(専大玉名)

■秋の悔しさからランメニューに取り組んだ
 
 専大玉名は昨秋3回戦で東海大星翔と対戦したが試合に敗れた。「終盤での粘りがなく、力負けしました。とても悔しかったです」と当時を振り返った光安主将。そのため、オフシーズンは試合終盤に粘れるように、ランメニューを多く取り入れた専大玉名。それにより精神面の強化につなげることができたそうだ。

■活躍してきた選手を紹介!
 光安主将は夏のキーマンに青柳 大地濱田 快・そして自らの名を挙げた。青柳は4番一塁手として、濱田と光安は二遊間コンビとして、活躍が期待される。また、捕手の嶋田 悠人は試合前やアップ前にチームを盛り上げて、リラックスをさせるという。「雰囲気が悪い時や劣勢の時に盛り上げて、流れを作るきっかけになってほしい」と期待をよせた。

■優勝して嬉し涙を
 現在、夏の大会に向け「甲子園で自分たちがプレーしているイメージ」を持ちながら、練習に励む専大玉名。「部員全員で、頂点を勝ち取って、みんなで嬉し涙を流したいです」と光安主将。強豪ひしめく熊本大会での健闘を祈りたい。

このページのトップへ

[page_break:監督を胴上げする]

監督を胴上げする

ここからは牛島 樹副主将(3年)と原田 浩太郎副主将(3年)にお話を伺いました。

Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。

牛島:打撃ではチャンスでの1本、投手では四死球を減らすことと最少失点に抑えることです。
原田:チャンスでの1本と、投手を中心とした集中力と精神力の強化です。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

牛島:昨夏2回戦の多良木戦と、今年のRKK旗大会1回戦の熊本工戦です。
原田:昨夏2回戦の多良木戦です。逆転されても、諦めずに再逆転する先輩たちの姿に感動しました!

Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

牛島:闘争心あふれる攻めの投球、特に真っすぐを見てほしいです!
原田:低めへの制球と打者との駆け引きです!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

牛島:試合展開が悪くても誰一人諦めないこと、皆明るく元気が良いところです!
原田:野球に対する意識の高さです!常に課題克服を考え、納得いくまで自主練習に取り組んでいます!

Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください

牛島:これまでお世話になった方々への感謝の気持ちを忘れず、全力プレーをします!監督を胴上げしたいですね。
原田:スタンド・ベンチ・グラウンドにいる選手が1つになって、全員で勝利をつかみ取ります!

牛島選手・原田選手、ありがとうございました!

このページのトップへ

[page_break:最後まであきらめない野球を]

最後まであきらめない野球を

  ここからは松本 淳平部長にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 ミスを責めるよりも、ミスをカバーした選手を讃えるなどの良いプレーに全員で声掛けするように心がけてきました。劣勢であっても何度も逆転してきたのは、これが要因であると思います。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 今年の3年生には様々な経験をしてきました。昨年の地震では野球ができないという生活が続き、当たり前と思っていたことが、そうではないと痛感しました。
 公式戦では、少しずつ結果も出てきており、チームの仕上がりも順調です。夏は一球一球を大切にし、最後まであきらめない自分たちの野球をしてくれることを願っています。

中島部長、そして一関高専野球部の皆様、ありがとうございました!


今年も大好評!
僕らの熱い夏 特設ページ
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.26

今週末に慶應vs.横浜など好カード目白押し!春季神奈川大会準々決勝 「絶対見逃せない注目選手たち」!

2024.04.26

【春季四国大会逸材紹介・高知編】2人の高校日本代表候補に注目!明徳義塾の山畑は名将・馬淵監督が認めたパンチ力が魅力!高知のエース右腕・平は地元愛媛で プロ入りへアピールなるか!

2024.04.26

古豪・仙台商が41年ぶりの聖地目指す! 「仙台育英撃破」を見て入部した”黄金世代”が最上級生に【野球部訪問】

2024.04.26

【奈良】智辯学園が13点コールド!奈良北は接戦制して3回戦進出!<春季大会>

2024.04.26

【春季奈良県大会】期待の1年生も登板!智辯学園が5回コールド勝ち!

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!