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体重増加のために何をしたのか?体重増加で驚きのパフォーマンスアップを見せた選手も!【出動!球児に聞き隊!】

2017.04.19

 4月に入り、公式戦が多くなりました。多くの球児たちが秋よりもパワーアップしたいと思って、体重増加に励んだと思います。今回は球児たちに、冬の間から何キロ増量したのか?と聞いてみました。すると多くの部員が増量に成功していました。

体重増加のために何をした?

食トレで、12キロ増量、10キロの球速アップを実現した投手も!

 今回、球児たちに話を聞くと、体重5キロアップした球児が多く、なかには8キロ、12キロの増量に成功した球児もいました。球児はどのような取り組みで、体重増加にしたのか?と聞いてみると、やはり食トレをしたことで大きく変わったと話してくれました。例えば、トレーニング後にプロテインを飲んだり、また1日2合以上のお米を食べたり、補食も含めて、1日6食を取り入れたりするなど「量」にこだわった選手たちもいれば、タンパク質が豊富な大豆製品、野菜、果物をバランス良く摂るなど、食事の「質」にこだわって増量した部員もいました。

 今回、12キロの体重アップに成功した日大習志野木原基秀投手に増量したいと思ったきっかけを伺うと、「昨夏、東海大市原望洋のエース・島孝明さん(現・千葉ロッテ)と投げ合う機会があって、常時140キロ台後半の速球をベンチから目の当たりにして、絶対に変わりたいと思うようになりました」。木原投手は昨秋から食事量を増やし、とにかく食べる量にこだわりました。木原投手は昨夏の時点で、174センチ58キロでしたが、一冬超えて、12キロの増量を成功。球速も125キロ弱から、最速135キロまで伸び、なんと10キロアップに成功しました!!

 木原投手は「球速が上がってきたことで自分の投球の幅が変わりました」と手ごたえを感じている様子。木原投手を見ると、自分のレベルアップのためにエンジンを大きくすることは欠かせない作業だといえます。

筋力トレーニングメインで、増量にも成功した選手はチームの打線の核に!

 また筋力トレーニングに励んだ日大一大塚巧己投手は一冬で5キロ増量。もともとは投手としてレベルアップを図るために取り組んだ筋力トレーニングでしたが、打者としてのスイングが鋭くなり、オーバーフェンスも連発!チームでは5番打者を任されるようになり、都大会でも本塁打を打つなど活躍を見せました。また、北野佐藤僚介選手は、高校入学後、「筋トレにはまっちゃいました」と笑顔を見せるほどウエイトトレーニングにのめり込み、スクワットでは100キロ以上を持ち上げるまでに!また体重も入学から10キロ以上増加した佐藤選手は、打球が力強くなったことを実感。この春は、打撃好調で、スタメンの座を獲得。1試合6打点の大活躍!首脳陣の評価も上がっています。

 成長期の野球選手にとって、体重増加はパフォーマンスアップのためには欠かせないもの。多くの球児が体重を意識しながら、体づくりに励んでいました。以上、今週の球児に聞き隊でした!来週もお楽しみに!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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