Column

県立対馬高等学校(長崎)

2017.02.23


集合写真(対馬)

100年以上の歴史をもつ対馬

■100年以上の歴史を持つ
長崎県立対馬高等学校は、長崎県対馬市にある県立高校。創立は1905年で100年以上の歴史を持つ。野球部は1977年に軟式から硬式に変更されたが軟式時代の1959年には県大会・北九州ブロックで優勝している。グラウンドはサッカー部、陸上部と共有で現在の部員数は1年生が11人とマネージャー2人、2年生が6人とマネージャーが1人。波多野 喬介主将にチームの長所を尋ねると「先輩、後輩関係なく仲が良い、元気が良い、きつい時に声をかけ合える」と答えてくれた。「チームで1番長打力を持つ選手。ここぞという時に打ってくれる」と波多野主将が話す梅野 圭吾選手は秋に活躍した。

■シーソーゲームで敗れた相手は準優勝
しかし、波多野主将の口からは秋の大会については「チームにとってたくさんの課題が見つかり、このままではまだまだ上を目指していけない大会でした。課題は投手のピッチング、守備、試合への集中力、きつい時の声掛け、体作りだと思います。印象に残っているのはやはり、秋の大会長崎東との試合です。シーソーゲームが続き、我慢し切れず負けました。

 試合後は後悔ともっとチームの努力が必要という悔しい思いでいっぱいでした」と反省の言葉が並んだ。3回戦で敗れた長崎東は準優勝。全く歯が立たなかったわけではないが「自分達よりここぞという時に我慢ができ、チャンスで確実に打て、チームの活気、チームワークが良く素晴らしいチームという印象でした」とチーム力での差を痛感。ウエイトの体作りや300mのシャトルランなどでこの冬に鍛え「まずは春目標のベスト8の壁を破って、夏には1試合1試合を大事に勝ち上がりベスト4を目標にそれより上を目指します」と飛躍を誓う。

■春に花を咲かす準備をしたい
その目標を達成するため波多野主将は春のキーマンに桐谷 悠平選手、梅野 圭選手、糸瀬 銀司選手、西山 尚吾選手、梅野 海選手、そして自分自身と大量6人の名前を挙げた。「きつい練習を頑張って他のチームとの差をつけ、体作りを頑張り、密度の濃い練習をし、春に向けて花を咲かす準備をしていきたいです」と主将は語った。

このページのトップへ

[page_break:対馬の選手たちに聞く!]

対馬の選手たちに聞く!

 ここからは糸瀬 銀司選手、西山 尚吾選手にお話を伺います。

糸瀬 銀司選手(対馬)

Q. 秋を振り返って見つけた課題は何でしたか?

糸瀬:チャンスでの凡打、キャッチング技術、長打力、送球などです。
西山:チャンスであと1本が打てないこととミスが連続することです。

Q. この冬はどんな冬にしたいですか?

糸瀬:秋に見つかった課題を1つでも多く無くし、それぞれの技術をアップさせる冬にしたいです。
西山:チーム全体的に体が細いので体を大きくし、打撃力が上がるようにしていきます。

Q. モットーや好きな言葉はありますか?

糸瀬:勝つことには、とことん貪欲であれ、です。
西山:練習は裏切らない、です。

波多野 喬介選手(対馬)

Q. 現チームの長所、他のチームに負けないところはどこですか?

糸瀬:打線が爆発した時の得点力です。
西山:テンションが高く、ノリがいいところです。

Q. この冬の目標宣言をお願いします。

糸瀬:自分の課題を克服し、スイングスピードやバッティング技術、キャッチャーとして必要な技術を限界までレベルアップするまで成長したいです。
西山:全力で積極的なプレーをしていきます!

このページのトップへ

[page_break:心と体を大きく成長させる!]

心と体を大きく成長させる!

梅野 圭吾選手(対馬)

 當山 暢平監督にもお話を伺います。

Q. 新チームでのチーム作りのテーマは何でしたか?この冬のテーマも教えて下さい。

 本校の持ち味は打撃の”思い切りの良さ”なので常にフルスイングを心掛けるよう指導してきました。秋の大会では打撃面に関しては持ち味を出すことが出来ていたと思います。一方で精神面の弱さから守備のミスが連発し、結果的には守備のミスで負けてしまいました。この冬は持ち味の打撃の”強く振る”に加えて”精度を上げる”をテーマにすると共に、投手力を含めて守備力の向上を図っていきたいと思います。

Q. 冬のトレーニングに励む選手にメッセージをお願いします。

 どれだけ厳しく取り組めるかで”心”と”体”の成長は変わってきます。”体”に加えて”心”を大きく成長させることが出来るよう練習に取り組んで下さい。

 當山監督、対馬高校野球部の皆さん、ありがとうございました。長い歴史に新たな1ページを刻むシーズンにして下さい。


今年も大好評!
冬が僕らを強くする 特設ページ
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿児島実がコールド勝ち!川内商工は終盤に力尽きる

2024.05.31

夏の愛知大会は6月28日から開幕!決勝戦は7月28日【愛知大会要項】

2024.05.31

【北信越】富山県勢4校が12年ぶりの県勢V狙う、茨木擁する帝京長岡にも注目<地区大会>

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿屋農が"強気の勝負"で勝機を引き寄せ4強入り

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.26

【春季関東大会】白鷗大足利が初優勝!最後はタイブレークの末サヨナラ死球で幕切れ!

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】実力派監督就任で進化した奈良の名門・天理。超高校級の逸材3人を擁し、緻密な攻守で全国クラスのチームに!

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】エース頼み脱却を目指してきた京都国際。「素質はプロ入り左腕と同等」の2年生左腕の台頭と打線強化で京都の大本命に成長!

2024.05.28

交流戦開幕、初戦の注目は髙橋宏斗vs.今井達也の初対決!

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉