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活動期間わずか9カ月でも名門校へ続々進学! 驚異の中学野球チームが宮崎にあった!

2024.03.14


宮崎県都城市で活動を行う都城旭ヶ丘硬式野球クラブは、一風変わった中学硬式野球チームだ。ボーイズやシニアとは違い、特定の連盟には加盟しておらず、活動を行うのは毎年7月1日から3月末までの9カ月間のみ。主に中体連の軟式野球部を引退した中学3年生の選手たちが集まり、高校入学までに硬式球に慣れることを目的に活動を行っている。
週末には大会やボーイズ、シニアとの練習試合も行っており、高校入学までの貴重な実戦経験の場にもなっているのだ。

こうした中学3年生のための「期間限定のチーム」は、宮崎県内に10チームほど存在し、全国的に見てもかなり珍しい文化が醸成されていると言える。

中学と高校の橋渡しに

都城旭ヶ丘硬式野球クラブは、20年以上の歴史がある。「中学と高校の橋渡しになるチームを作りたい」と、少年野球チームの監督も務める浅井俊博監督が立ち上げ、現在も2チームの監督を兼務して運営している。
現在、チームには36名の中学3年生が在籍しており、大会にはチームを2つに分けて出場する。主に月水金土の週4日活動し、時には日曜日に大会が入ることもあるという。

「こうしたチームは、元々宮崎県内には2チームほどしかなかったのですが、どんどん増えていき大会もできるようになりました。中体連の軟式野球をやっていた選手がメインですが、ボーイズリーグを引退してからここに来る選手もいます。

とはいえ、やっぱり学業が優先で野球の推薦で進学できる選手ばかりではありません。秋ごろから学業に専念して、受験が終わったらまた練習に顔を出すという選手もいます。また野球推薦等で進路が早くから決まっている選手にとっても、練習があるので道を踏み外すこともないです。そういった意味でも、すごく有意義だと思います」

選手たちにとって、最も大きいのは実戦経験を積める点だ。所属する選手の一人・三渡琢真(みわたり・たくま)選手は、こうしたチームに所属するメリットを次のように語る。

「中学校だけでなく、都城地区全体で硬式野球をやりたい人が集まるので、みんなの意識も高く、楽しく硬式野球に触れることができます。でもその中に厳しさもあって、みんなが一丸となって硬式野球に打ち込むことができています」

次のページ:県内外の名門へ巣立っていく選手たち

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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