News

スタビリティトレーニングとは?体幹をもっと強く!

2016.10.04

スタビリティトレーニングとは

スタビリティトレーニングとは?体幹をもっと強く! | 高校野球ドットコム

スタビリティトレーニングは体幹の安定性を高める

 野球に限らず、どのようなスポーツにおいても体幹を安定させることはとても重要です。一般的に体幹とは身体の頭部と四肢(左右の腕と足)を除いた胴体の部分を指し、バッティングやピッチング、スローイング動作においてぶれない体幹を作ることがパフォーマンスアップに直結します。ところで体幹を鍛えるというと、まず思いつくものが腹筋や背筋トレーニングではないでしょうか。

 体幹を鍛えるためには筋力そのものも必要ですが、その筋力を維持し、姿勢を保つことが体幹の安定につながります。こうした安定性を高めるためのトレーニングはスタビリティトレーニングと呼ばれ、バランス能力を高めるためのさまざまな用具を使ったり、あるいは自分の身体のみでトレーニングを行うことが可能です。

 腹筋や背筋のトレーニングでは主に身体を動かす大きな筋肉群が使われるのに対し、スタビリティトレーニングでは姿勢を維持するための深層筋と呼ばれる筋肉(いわゆるインナーマッスル)をメインとして、筋力や筋持久力が鍛えられます。身体を支える支持能力を高めるほか、前後左右のバランスを調整する能力、身体がふらついたときに元の姿勢に戻る反射能力などが養われます。また姿勢を安定させることは、それぞれの重心や軸を意識することが不可欠ですので、どっしりとした構えから軸をぶらさずに身体を動かすコントロール能力を高めることにもつながります。

 こうしたスタビリティトレーニングはウォームアップ内に組み込んだり、トレーニングプログラムに反映させたりして、習慣づけて行うことが大切です。また体幹を鍛えるためには安定性を高めるスタビリティトレーニングだけではなく、しなやかな動きを出すための柔軟性や動く範囲を広げるための可動性が必要になってきますので、体幹部分の筋肉をストレッチしたり、大きな動きで可動性を高めたりといったことも並行して行うようにすると良いでしょう。

文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【春季関東大会】白鴎大足利・昆野が最速152キロを計測!前橋商の剛腕・清水はまさかの5失点…。チームもコールド負け!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?