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第83回 柔軟性を高めるストレッチのポイント2013年12月30日

関節のもつ可動域を最大限活かせるようにする

こんにちは、アスレティックトレーナーの西村典子です。

いよいよ2013年最後のコラムとなりました。このコラムがアップされる頃には、しばしの冬休みを迎えている選手も多いことと思います。

冬のトレーニング期では土台作りのためのさまざまな練習が行われていると思いますが、それと同時に取り組んでもらいたいことが柔軟性を高めることです。今回は柔軟性を高めるストレッチのポイントについて、まとめてみたいと思います。

【柔軟性とは?】
柔軟性といえば一般的には「身体が柔らかいこと」の指標としてとらえられます。筋肉そのものが柔らかい=大きく伸び縮みする、というだけではなく、筋肉と骨をつなぐ腱や、関節の周囲にある軟部組織の動きやすさなどさまざまな要素が関係しています。これらの要素をあわせ、それぞれの関節がもつ動きの範囲(=関節可動域)を最大限にすることが柔軟性を高めることにつながります。

【関節のゆるみと柔軟性】
柔軟性と混同しやすいのが、関節のゆるみ(関節弛緩性:かんせつしかんせい)です。身体が柔らかいことはケガ予防やパフォーマンスの向上につながりますが、関節可動域の範囲を大幅に超えるような動きを行う関節については、少し注意が必要です。たとえば腕を伸ばし、肘関節が逆の「く」の字型に大きく反ってしまう場合などは、通常の関節可動域を超えている場合が多く、その状態で重い負荷をかけるとケガをする可能性があります。関節のゆるみが大きい場合は、関節の動きを制御するための筋力やバランス能力をつける必要があるのです。

【次のページ】 柔軟性を高めるストレッチのポイント(2)

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プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
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