試合レポート

都立雪谷vs都立上水

2016.09.20

都立雪谷が終盤での粘りを見せて都大会出場へ!

都立雪谷vs都立上水 | 高校野球ドットコム

最終回を抑えた先発・青葉(都立雪谷)

 劇的な第1試合で興奮冷めやらぬ[stadium]明治大学府中第二球場[/stadium]であったが、第2試合の都立雪谷都立上水戦も非常に見応えのある投手戦の展開となった。結果的に都立雪谷が7回に訪れたチャンスをしっかりものにし3対2で都立上水を下した。

 

 試合は投手戦であったが、都立雪谷の先発・青葉は綺麗な投球フォームのオーバースローでノビのあるストレートを投げ込んでいた。特に外へ投げ込むストレートは、打ってもファウルにしかならないような完璧な球であった。青葉は9回を投げ切り136球の四死球7。結果としてはあまり良くなかったものの、ピンチでの青葉の気迫に都立上水打線は抑え込まれてしまい、あと一本がでなかった。

 青葉はこの投球を振り返り、「球速があまり出ませんでしたが、要所を抑えられるピッチングが出来て良かったです。今日は全部投げ切る気持ちでマウンドに立っていましたが、次の試合も全部投げ切る気持ちでマウンドに上がりたいです」と振り返ってくれた。

 一方、都立上水の先発・鈴木は、スライダーが相手に有効と分かると知ると低めに丁寧に投げる投球で、逆転された7回の攻撃以外は都立雪谷打線をほぼ完ぺきに抑えていた。鈴木は「6回までは相手打線のタイミングを上手く外せていましたが、7回に打たれたホームランが悔しいです。これから冬なので食事面や体づくりをして春にリベンジします」と強い眼差しで語ってくれた。

 都立雪谷は10月に本戦が控えているが、この試合での両投手は冬の努力次第で春・夏と面白い選手になっていくはずだ。改めて自分の課題をしっかりと見つめなおし、この冬で一皮も二皮も剥けて、東京、いや全国を熱くする投手に是非ともなってほしい。

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・2016年秋季大会特設ページ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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