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【大阪決勝】6年ぶりの履正社か?9年ぶりの金光大阪か?両校の勝ち上がりを振り返る

2016.07.31

6年ぶりの履正社か?9年ぶりの金光大阪か?両校の勝ち上がりを振り返る

上:末友 雄梧 (金光大阪) 下:寺島 成輝 (履正社)

 7月31日13:00より[stadium]舞洲球場[/stadium]にて177チームが参加した大阪大会の決勝戦が行われる。
今大会も数多くの熱戦が繰り広げられた大阪大会。ここまで勝ち上がってきた金光大阪履正社の軌跡を振り返る。

金光大阪

準決勝
  3 – 2 関西創価
準々決勝  7 – 2 近大泉州
5回戦  5 – 1 大阪偕星学園
4回戦  1 – 0 関大北陽
3回戦  8 – 0 同志社香里
2回戦  7 – 3 槻の木

 金光大阪は、エース・末友雄梧がここまで全試合完投と、鉄腕と言うべき活躍を見せて、勝ち上がってきた。末友は突出とした球速はないが、スプリット系の変化球を使って勝負する投手だ。四死球も出すけど、三振も取れる投手で、要所で三振を奪えるピッチングを見せていきたい。ここぞでしっかりと守れる守備力も注目で、最少失点で切り抜ける。ぜひ粘り強い戦いで履正社に勝負をしていきたい。

履正社

準決勝
  11 – 1 桜宮

準々決勝
  8 – 1 浪速

5回戦
  2 – 0 大体大浪商

4回戦
  11 – 1 東大阪大柏原
3回戦  10 – 0 茨木
2回戦  7 – 0 汎愛

1回戦
  18 – 1 関大一

  履正社は5回戦以外、すべてコールド勝ちという圧巻の戦いぶり。それもかなり厳しいブロックといわれていたブロックを難なく勝ち上がってきた。本塁打連発するわけではなく、内外野へ鋭い打球を飛ばし、シフトを敷いていてもそれを破る打球を打ってくる。そしてエース・寺島成輝も、安定感抜群。決勝戦では最速149キロの速球だけではなく、すべての変化球を駆使して抑えにかかりそうだ。

 実はこの両チーム、春季大阪大会1回戦で激突している。結果は履正社がコールド勝ちして、そのまま近畿の頂点まで上がっていったが、金光大阪は春の悔しさをバネにしっかりと取り組んできたことがここまでの戦いぶりにつながっている。大きな差があった春だったが、この夏はどうなるのか注目したい。 

■今大会ベスト16進出チーム
履正社大体大浪商桜宮・太成学院大・浪速上宮太子
交野・大阪学芸金光大阪大阪偕星学園吹田北摂つばさ
近大泉州・東海大仰星・関西創価大阪商大高

ドットコム編集部が独断で選ぶ今大会のハイライト試合
1位 3回戦 関大北陽vs大阪桐蔭

なぜ大阪桐蔭は関大北陽の清水寛の投球にハマったのか?

2位 2回戦 東大阪大柏原vsPL学園

部員が少なくても、有名中学球児がいなくてもPLはやはりPL!

3位 5回戦 履正社vs大体大浪商
好投手同士の対戦!履正社・寺島成輝が貫録の投球で準々決勝へ!

大阪大会の大会データもあわせてチェック!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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