Column

東海大相模も敗退!今夏の甲子園は東海大系列校ゼロ!今日の熱戦をプレイバック!

2016.07.27

東海大相模、東海大菅生も敗退!東海大系列の甲子園出場がなくなる!

甲子園出場を決めた星稜・虎谷 貴哉

 本日は全国各地で9試合の決勝戦が行われた。まずは決勝戦の結果から振り返ろう!

【今日の決勝戦の結果】

▼埼玉大会 決勝
花咲徳栄 6-0 聖望学園●  【イニングスコア】

▼西東京大会 決勝
八王子 5-3 東海大菅生●  【イニングスコア】

▼石川大会 決勝
星稜 7-5 日本航空石川●   【イニングスコア】

▼福井大会 決勝
北陸 6-5 福井商●  【イニングスコア】

▼静岡大会 決勝
常葉菊川 12-0 袋井●  【イニングスコア】

▼滋賀大会 決勝
近江 3-0 高島●  【イニングスコア】

▼鳥取大会 決勝
19-4 米子松蔭●  【イニングスコア】

▼高知大会 決勝
明徳義塾 4-2 中村●  【イニングスコア】

▼宮崎大会 決勝
日南学園 5-1 宮崎商●  【イニングスコア】

 注目を集めた西東京大会では、八王子が初の甲子園出場を決めた。八王子は初回から先制点を挙げ、3回までに東海大菅生の先発・伊藤 壮汰から1点ずつ奪っていく。5回裏、東海大菅生は同点に追いつくと、試合は延長戦に。延長11回表、一死二塁の場面で八王子の1番・山口がセンターオーバーのタイムリー3ベースを放ち、1点を勝ち越し。その後、一死一、三塁とチャンスを広げ、3番・椎原のセーフティースクイズで5対3とすると、その裏をゼロに抑え、八王子が初めて甲子園の切符を勝ち取った。
決勝戦の試合経過をすべて見る

前年甲子園優勝校・東海大相模がコールド負け!

≪プレイバック熱戦!神奈川大会 準々決勝≫
慶應義塾 11-2 東海大相模
試合経過をすべて見る

 衝撃的だった!なんと昨夏の甲子園優勝校の東海大相模がコールド負けを喫した。春の神奈川県大会では、横浜と延長戦に及ぶ熱戦を演じていただけに驚きの試合内容となった。

 3回まで1対6とビハインドになっても、東海大相模打線なら、取り返せるのではないかという期待があったはずだ。しかし慶応義塾は2年生4番・正木 智也の2点本塁打で8対1と点差を広げられ、6回表に1点を返したものの、一死満塁のチャンスで併殺で終わった。もし、この場面、6点差で終わらず、5点差、4点差まで縮めていたら、東海大相模に終盤の反撃の余地はあっただろう。5回途中から登板した北村朋也も調子は良かっただけに、勢い付く可能性もあった。

 しかし、慶応義塾は、この回に大量点は取られないための堅い守備を見せていた。前評判の高いチームを破るには、
・相手の配球を見抜く観察力
・狙い球を逃さない能力
・ピンチでしのげる守備力
が大事になる。これを今年の慶応義塾は兼ね備えていた。さらに、2年生右腕・森田滉介の投球も素晴らしく、東海大相模打線を抑えることができた。

 そして本日西東京大会決勝で、東海大菅生八王子に敗れ、この夏、東海大系列の出場はなくなった。
 全国各地で起きている強豪私学の敗退。東海大相模もその波に飲み込まれる結果となった。

 【本日のオススメ記事】

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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