Column

愛媛県立新居浜南高等学校(愛媛)

2016.06.09


最後の夏へ勝負をかける3年生(県立新居浜南高等学校)

強豪相手に互角の戦いを見せた春季大会

 愛媛県新居浜市にある愛媛県立新居浜南高等学校は3年生5人、2年生13人、1年生9人、マネージャー5人の総勢32人のチームで、平日は放課後の16時から20時まで学校にあるグラウンドで練習に励んでいます。そんなチームの名物練習と言えば加圧トレーニングで、みっちりと鍛えられたそうです。

 春の愛媛県大会では初戦で甲子園出場経験がある強豪・宇和島東と対戦しました。そこではチームのキーマンの宮原 佑汰投手が持ち前の打たせて取るピッチングで宇和島東打線に得点を許さず、バックも宮原投手の好投に応え9回までゼロ行進が続きました。しかし、10回表、宇和島東に1点を奪われ惜敗してしまいました。この試合について1点の重みを知ることが出来たと仙波 将輝主将は語ってくれました。

 夏の大会について仙波主将は「宮原の投球はもちろん期待していますが、バッティングでチームを引っ張ている神野 大海にも夏の大会で打ってくれることを期待していますね。最後の夏なので、一戦一戦自分たちのベストな試合をして、ベスト8を目標に戦っていきたいです!」と熱く語ってくれました。

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ベスト8を目指して

宮原佑汰(県立新居浜南高等学校)

 春の大会では素晴らしい投球を見せ、チームのエースとして奮闘する宮原投手と、わずか5人の3年生の一人岡田 涼太選手にさらにお話を伺いたいと思います。

Q. まずは岡田選手にお聞きします!ズバリ高校野球のどのようなところに魅力を感じますか?

岡田:全力でプレーするところに魅力を感じますね。

Q.全力プレーは高校野球の醍醐味でそれが好感を得ますからね!宮原投手はいかがでしょうか?

宮原:新人戦では8回に逆転負けを喫してしまったので、何が起こるか分からないところに怖さと魅力を感じます。

Q. 見ている側にも緊張が伝わってきます。では岡田選手は、この夏自分のここに注目してほしいという点はありますか?

岡田:野手からの送球を目いっぱい伸びて、きわどい送球も捕るところに注目してください!

岡田涼太(県立新居浜南高等学校)

Q. さすがファーストですね。岡田選手の柔軟性をチェックしていきたいと思います!続いて宮原投手は引退するまでに対戦したいと思う高校はありますか?

宮原:川之江高校です。

Q. なぜ川之江高校と対戦したいと思ったのですか?

宮原:春の四国大会で2位になったので、自分たちがどこまで通用するのか知りたいので。

Q. 強者にも果敢に挑んでいく姿は素晴らしいですね。では最後にこの夏の意気込みをお願いします!

岡田:自分たちにとって悔いのない野球をしたい
宮原:春ベスト16だったので夏はベスト8まで行く!すべてを出し切る夏にします!

 岡田選手、宮原選手ありがとうございました!悔いのない夏を期待しています。

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終盤勝負は夏の強さ

田邉 行雄監督に質問!

田邉行雄監督(県立新居浜南高等学校)

Q. 今年のチームはどのように作り上げてきましたか?

 昨年のチームより2番手として完投能力もあり、夏の大会も登板予定であった宮原が急成長してくれました。130キロのサイドハンドとして強気の投球が持ち味でインコースを攻めます。守りも三遊間中心に堅く、完全に守りのチームです。選手では3年生が5人と少ないチームなので、攻撃力が乏しく思いますが、選手たち自ら配球を読むなどして、粘り強さが出はじめました。チームの中に「終盤勝負」という言葉が根付き、7,8,9回の強さが「夏の強さ」と信じて練習に励んでいます。

Q. 終盤の粘りは非常に重要ですね。最後に、夏に燃えるチームへメッセージをお願いします!

 2、3年生諸君、昨年の冬に行った「冬合宿ラン」は甲子園レベルのものであったが、よく乗り越えました。その強さが春以降にも感じるときがあります。夏のしんどい時に思い出し、強くなって夏を終えよう!

 田邉監督、ありがとうございました!新居浜南ナインの活躍期待しています!


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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