沖縄県立北谷高等学校(沖縄)
集合写真(県立北谷高等学校)
挑戦者の気持ちを忘れず、一戦必勝で戦い抜く
沖縄県立北谷高等学校は、沖縄県中頭郡北谷町桑江にあります。東北楽天ゴールデンイーグルスの伊志嶺 忠選手の出身校でもあり、他にもバスケットボール選手などのOBがいます。
現在の野球部は3年生5人、2年生13人、1年生9人、全27人で活動。校庭のグラウンドは他部活動と共用なので、全面使えるのは週に2度ほどしかなく、またライトが50メートル程度)と、極端に狭くなっています。名物練習はバッティング練習で行う、1.1キロの竹バットや1.3キロの金属バットを使用した練習。
「冬場はほぼ毎日ロングティーに取り組み、スイング力向上に繋がりました。打球のスピードや飛距離が大幅に増し、打線に厚みが出てきています。」
そう語ってくれたのは、副主将を務める大城 柊真選手。チームについて伺うと、
「チームのウリは、走攻守三拍子揃っているチームが誇る最高のリードオフマンである平田 夕壱、チーム一の長打力と状況に応じたバッティングがウリの徳田 俊也を中心とした、どこからでも点がとれる打線です。安定したピッチングで秋以降急成長している島袋 圭祐、亀谷、稲福を軸とした投手陣や、主将で中堅手の平田 夕壱、遊撃手・髙江洲 星也の守備範囲の広さなどがウリで、守備の要です。また、宮里 朝陽は春以降調子を落としていたが、ここ最近、本来の打撃を取り戻してきているので、大会では勝負強いバッティングに期待しています!」と、チームのウリや軸となる選手を紹介してくれた。
「秋の大会の初戦、那覇西との対戦で投手陣、野手陣共に思うような結果を残せずに悔しい思いをしました。しかしミーティングを重ね、一からチームを見直すきっかけになりました。春の大会では、投手陣が粘り強いピッチングをしていたが、全体的に雰囲気にのまれて、気持ちの面で受け身に回ってしまったので、夏の大会は攻撃・守備共に攻め続ける野球を展開します。」と、新チームがスタートしてからの悔しい経験や春の大会を振り返り、夏への決意を固めました。
最後の夏をどのような夏にしたいかを伺うと、「9年間選手権大会での勝利が無く、先輩方の悔しい姿を沢山見てきているので、今年の夏は必ず勝ちます。挑戦者の気持ちを忘れず、一戦必勝で戦い抜きます!応援よろしくお願いします!」
観客が驚くようなプレーを多く見せたい
平田夕壱主将(県立北谷高等学校)
ここからは北谷の主将平田 夕壱選手と副主将の宮里 朝陽選手にお話を伺いました!
Q. お2人にとって最後の夏になりますが、引退までに対戦したい高校ってどこですか?
平田 夕壱(以下「平田」):沖縄尚学です!諸見里 俊選手と対戦したい!
宮里 朝陽(以下「宮里」):僕も同じで、沖縄尚学です。1番から9番まで切れ目のない打線を抑えてみたいです!
Q.強いところとの対戦はより燃えますね!そんな相手や応援する方々には自分のどんなところをアピールしたいですか?
平田:是非夏の大会では自分の肩の強さと、勝負強いバッティングを見てほしいです。
宮里:僕の全力プレーと、積極的なバッティング!
Q. たくさんアピールしてください!ところで、お2人が野球を続けている理由ってなんですか?高校野球の魅力を教えてください。
平田:高校野球の、他のスポーツとは違う応援の数と、球場のワクワク感が好きです。
宮里:真剣勝負と全力プレーをするところです。加えて、熱い応援と球場の中のとてつもない緊張感が好き!
Q. 最後までその気持ちを大事に頑張ってください!それでは最後に、夏の大会へ向けての意気込みをお願い致します。
平田:観客が驚くようなプレーを多く見せたいです!一戦一戦勝ち上がり、最高の夏にします!そして学校や地域を盛り上げたい!
宮里:昨年の選手権大会は、球場の雰囲気にのまれてしまい自分自身が不甲斐ない結果を残してしまって先輩方に迷惑をかけてしまったので、その分成長した姿を見せ、勝利をプレゼントしたいと思います!最高に楽しめる夏にします!
勝利は最高のプレゼントになると思います。平田 夕壱選手、宮里 朝陽選手ありがとうございました!
チームワークが北谷の最大の魅力
■大嶺 真監督に質問!
練習風景(県立北谷高等学校)
Q. 昨年10月、秋季大会後に監督に就任されてから、どんなチーム作りをしているのですか?
人数が少ない分、1人複数ポジションを守れることを目標に取り組み、多くの選手が試合経験をすることでチーム力が大幅に向上しています。冬場徹底的に振り込んだ成果も徐々に出始め、攻撃パターンも増えてきました。投手陣の4本柱(亀谷・島袋・稲福・宮里)を中心に守りからリズムを作り、攻撃につなげていきたいです。
このチームの最大の魅力であるチームワークの良さを生かし、全員野球で戦いたいと思います。
Q. 最後に、夏に燃える3年生、また1・2年生へチームへメッセージをお願いします!
日頃から地域の清掃活動やボランティア活動などを地道に頑張ってきた3年生。今大会にかける熱い意気込みが日頃の練習からビシビシ伝わってきます。自分自身と仲間を信じて、支えてくれている人々への感謝の気持ちを忘れずに3年間の成果や自分の気持ちを思う存分発揮してください!
大嶺 真監督、そして北谷高校野球部の皆様ありがとうございました!
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