Column

県立水戸桜ノ牧高等学校(茨城)

2016.02.29

 茨城県水戸市にある県立水戸桜ノ牧高等学校。江戸時代、この一帯は水戸藩主によってつくられた御料牧場があり、その名前が「桜野牧」であったことから学校名が定められました。文武両道をモットーとしており、国際教育に特に力を入れているよう。オーストラリア短期留学やAFS長期留学生の受け入れなど、英語教育が盛んに行われています。
卒業生にはhitomiの「LOVE 2000」の作曲者、鎌田 雅人さんがいます。

 野球部は、新チームの初陣となった昨秋は悔しい初戦敗退。勝つことの難しさを改めて思い知り、この冬は意識改革を行っている最中とのことです。春、そして勝負の夏に向かう意気込みを水戸桜ノ牧ナインに伺いました。

チーム基本情報を紹介!

水戸桜ノ牧高校の富永 智樹君(学年:2年/役職:主将)にお話を伺いました!

Q. 部員は何人いますか?

 1年生が25人で、そのうち女子マネージャーが1人。2年生が22人で、女子マネージャーが3人います。

Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。

 校内に専用グラウンドがあります。

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[page_break:今年のチームについて]

今年のチームについて

Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。

「ひとりひとりの長所を生かして戦う全員野球」。それと「考えてプレーする『進学校の野球』」。あと、「凡事徹底の精神」です。

Q. このオフシーズンのチームとしての目標を教えてください。

 心・技・体、人間力、すべての面でのチーム力向上を目指します。

Q. オフシーズンの名物練習やキツい練習はありますか?

 サーキットトレーニングと10種目ローテーション打撃練習です。

Q. まんべんなく鍛えられそうですね。そういった練習を乗り越えて、春夏はどんな目標を抱いていますか?

 進学校らしい戦い方を身に付け、やるからには常に優勝を目指します。
春は関東大会出場。夏は甲子園出場です!

秋の大会を振り返って

Q. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?

 初戦敗退で、勝つことの難しさを感じました。

Q. 大会を終えて自覚できたことは何ですか?

 勝つための意識改革、練習への取り組みの工夫、投手陣を柱とした守備力の向上が必要であり、課題だと感じました。
それと同時に、速球派の投手に対し、センターから逆方向へのヒットが多く出たことは収穫であり、自分たちの強みなんだと気付きました。

Q. さきほど「進学校の野球」という言葉が出ましたが、勉強と部活の両立に秘策はありますか?

 限られた時間で効率よく練習するために、練習の準備や移動の時間を短縮する。それと、遠征バス内で単語学習や学習課題を取り組む。この辺りだと思います。

Q. チームの中で、秋に活躍した仲間を紹介してください。

 平戸 将大です。試合の重要な局面で盗塁を刺し、捕手としてチームを引っ張りました。打者としても打線の上位を打ち、活躍してくれました。

Q. 続いて、チームの中で春以降キーマンとなってくれるであろう選手を教えてください。

 村上 俊太郎土岐 蒼です。ともに2年生の投手で、村上はキレのあるストレート、土岐はアンダースローから緩急を生かしたピッチング。ふたりの成長がチームの勝敗を大きく左右するはずです。

Q. タイプの違う投手がいて楽しみですね。さて、2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズンだと思いますが、春に向けてどんな冬にしたいですか?

 部員全員が『次の学年(ステップ)』へ上がるためにとても大切な時期です。新しい水戸桜ノ牧野球部が、今後どのような伝統を築いていくかは自分たちに懸かっています。対外試合解禁までの期間、しっかりとチームを見つめ直し、向き合っていこうと思います。

 富永主将、ありがとうございました!

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[page_break:高校野球が好きな理由]

 ここからは、水戸桜ノ牧安嶋 航平君、入部 大地君にお話を伺います!

Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?

安嶋 航平(以下「安嶋」):野球の技術はもちろん、礼儀やマナーまでも学ぶことができ、人々を熱くさせるスポーツであるところです。

入部 大地(以下「入部」):野球の技術向上はもちろんですが、様々な部分で成長でき、また礼儀や社会に出ていくために必要なことを学ばせてくれるところです。

Q. ではこの冬はどんな風に過ごしていますか?

入部:全体的な基礎体力の向上と野球の知識量を増やすことを重点においてやっていきたいです。バットをただ振り込むだけではなく、一本一本のスイングを意識して取り組んでいきたいです。

Q. 野球をする上でモットーにしている好きな言葉を教えてください。

安嶋:「感謝」です。とくに野球をやらせてくれる両親に対し感謝の気持ちを忘れず、練習や試合に打ち込んでいます。
入部:「良いバッターでも3割しか打てない 残りの7割は失敗している 野球は成功よりも失敗の方が多いスポーツ」
この言葉を胸に思い切ってやっています。

Q. では最後に『自分はここまで成長するぞ!』という熱い宣言と夏までの目標をお願いします。

安嶋:長打がたくさん打てるようになって、チームの勝利に貢献できる選手に成長したいです。また、夏までに自信をつけ、走・攻・守すべてのレベルアップを図りたいと思っています。
入部:今は全然頼りない選手ですが、監督やチームメイトから絶対的な信頼を得られるまでに成長します!入部が打てば勝てると思われる選手になります。そのためにも、春になり対外試合解禁になってからの試合では、そこそこの結果ではなく誰もが認める結果を出します。
毎試合ヒット、盗塁、全試合ノーエラーでチームを引っ張ります!!

 2人とも頼もしいですね。安嶋君、入部君、ありがとうございました!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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