【秋季新潟県大会】日本文理、中越、加茂暁星など有力校の状況、注目選手を紹介!
来年春のセンバツ出場校を決める第133回北信越地区高等学校野球大会。その新潟大会は、8月中旬まで行われる一次予選からスタートし、9月上旬に支部予選(北と南に分け各支部8校ずつ進出)を経て、勝ち進んだ16校で県大会が行われる。ここでは、各チームのここまでの戦いぶりを振り返りながら、本日9月12日から始まった県大会の注目校を紹介していきたい。
夏準優勝の日本文理はタレント揃い
荒木 陵太(日本文理)
藤塚 光二郎(2年)、稲垣 優斗(2年)、稲垣 豪人(1年)はいずれも今夏のマウンドを経験し、県内屈指の投手陣を形成。伝統の猛打線も、1年時から試合に出場している荒木 陵太(2年)を中心に、今夏から4番に座り今秋捕手から外野手に転向した川村 啓真(1年)、今夏1年生ながら勝負強いバッティングを見せたセカンドの寺杣 直泰(1年)、今秋からベンチ入りした中でもトップバッターを務め、バッティング好調な齊藤 輝一(2年)らタレントが揃う。
その日本文理を今夏決勝で破った中越は、3年生が抜け、主将で扇の要・広川 健介(2年)、サードの坂上 顕士(2年)という夏のベンチ入り経験者2名が中心となってつなぐ打線を意識。
前チームのような破壊力がある打線ではないが、着実に得点を重ね、県大会出場を決めた。今村 豪(2年)、須田 崇仁(2年)らによる継投がポイントになりそうだ。お互いに勝ち進むと準決勝で日本文理と対戦することになる。
共に勝ち進むと、中越と準々決勝で当たるのは、新潟私学の雄・新潟明訓。
1番・栗山 謙(2年)、4番・秋葉 悠(2年)という1年のころから試合に出場していた実力派の打者が打線を牽引。投手陣も、高津 大嗣(2年)が台頭。
父であるルートインBCリーグ・新潟アルビレックスBCの元監督で、かつてヤクルトの守護神として活躍した高津 臣吾氏と同じ右横手から、スライダー、シンカーなどを駆使し、凡打の山を築く投球術に秀でている。
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新潟県央工vs加茂暁星は1回戦屈指の好カード!
遠藤 莞生(加茂暁星)
県大会1回戦屈指の好カードといえるのが、新潟県央工と加茂暁星の対戦。
渡辺 正太(2年)、長谷川、小林 航(2年)の3投手の継投で勝ち上がってきた新潟県央工と、スタメン全員が1年生ながら、破壊力のある打線が魅力の加茂暁星。中でも前チームから4番としての存在感を放っている遠藤 莞生(1年)と、クリーンアップに座るエース・宮島 拓斗(1年)はチームのキーマンとなるだろう。
この他にも、長身右腕・山田 天斗(2年)、稻垣 健太(2年)の2枚看板を擁する村上桜ヶ丘、県内屈指の左腕・江村 伊吹(2年・北越)に投げ勝ったエース・藤崎 千広(2年)擁する新潟商、右横手からキレのある直球を主体に、2試合連続完封した松澤 寛人(2年)擁する糸魚川、1年生ながら主力のリードオフマン・川﨑 諒(1年)、4番に座る好打者・成田 仁(1年)、エース・広瀬 生成(2年)らがチーム引っ張る五泉、2回戦でノーヒットリレーを繰り広げた米山 京介(1年)、永井 聖児(1年)擁する柏崎工などに注目したい。
一方で、北越、新発田農、開志学園、関根学園などの実力校、夏ベスト4の小出、新潟が支部予選で敗れるなど、厳しい戦いが続いている。
新潟県大会、北信越大会を勝ち抜、今秋の神宮大会、来春のセンバツにつなげる高校は現れるのか?その第一歩となるベスト8を掛けた戦いが、本日からスタート!北信越大会に勝ち進む学校はどこか?一戦一戦が見逃せない。
(文=編集部)
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