日大藤沢vs平塚湘風
今春8強の日大藤沢が15得点の猛攻を見せ6回コールド発進!
[stadium]サーティーフォー保土ヶ谷球場[/stadium]は、昨日から降り続く雨の影響で試合開始が大幅に遅れるものの、大会関係者や日大藤沢、平塚湘風の両チームの水抜きやグラウンド整備のお陰で、無事に第1試合の日大藤沢vs平塚湘風の試合が開始された。
試合が始まり雨も止み太陽が顔をのぞかせると、今度は強風が球場を吹き荒れる。そんな中で、両チームはどのようなゲームを展開するのか。
試合は初回から大きな動きを見せる。
1回の表の日大藤沢の攻撃では、先頭の亀井 将希が左前安打で出塁し2番・菅原 裕太が犠打で送る。3番・下地 滉太が四球を選び一死一、二塁のチャンスを作ると、ここで迎える打者は4番・西川 拓馬。西川が放った打球は、打った瞬間にそれが本塁打と分かる程の大きな当たりで、ベンチや応援スタンドからは大きな歓声が起こった。
しかしこれで日大藤沢の攻撃は終わった訳ではない。7番・秋元 太郎の右前安打で1点、8番・頼住 裕太の右前安打で1点を追加。打順が1巡し二死一、二塁の場面で2回目の打席を迎えたのは亀井。亀井が放った打球は、この回2本目の3点本塁打となった。ダイヤモンドを1周した亀井からは「よっしゃ!」と気合いの入った声が聞こえた。初回だけで7安打8得点を叩き出し、打線が爆発した日大藤沢。
その裏の攻撃で、1点を返されるも、まだまだ日大藤沢の勢いは止まらない。
4回には3者連続四球から得たチャンスで、6番・秋元 凌の犠飛で1点、7番・秋元太の右前安打で1点を追加。
5回裏に、平塚湘風にエラーで1点、5番・福山 一和の犠飛で1点の計2点を返されるも、直後の6回表に再びビックイニングを迎える日大藤沢。
安打や四球でチャンスを作ると、6番・秋元 凌の左安打で2点、一死二、三塁の場面で8番・頼住の内野安打で1点、1番・亀井の右翼手横を抜ける3塁打で2点で、6回コールド勝利を決めた。
得点のみを見れば、日大藤沢の圧勝のように捉えられるが、平塚湘風も日大藤沢の3つのエラーや四球を含め毎回出塁していたが、得点に繋がる1本がなかなかでなかった。打点は挙げられなかったが、3安打を放った平塚湘風1番の小塩 竜史のバッティングは素晴らしかった。
勝利した日大藤沢は、本日の[stadium]サーティーフォー保土ヶ谷球場[/stadium]第2試合の麻生総合と横須賀のカードの勝者と3回戦を戦う。
(文=佐藤 友美)
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