県立水戸農業高等学校(茨城)
東京ドーム10個分の敷地面積を誇り、農業教育のスーパーハイスクールとして農業分野の人材育成に取り組む県立水戸農業高等学校。1970年に現在の茨城県那珂市に移転し、今年で創立120周年という長い歴史がある学校です。一方で、直売会を開けば多くの人が集い賑わう、地域に根ざした活動を行いながら経営や流通について学んでいます。
また、タイのヴィエンチャイ・ビッタヤム高校と平成4年から交流を続け、今年の2月には茨城県国際化推進奨励賞を受賞しました。
部活動では相撲部が強豪として名高く、これまでも武双山関(現・藤島親方)や雅山関(現・二子山親方)などを輩出しています。1964年の東京オリンピックで陸上短距離の代表を務め、その後走塁のスペシャリストとしてロッテオリオンズに入団した飯島 秀雄さんも、かつて水戸農に通っていたひとりです。
野球部は甲子園出場経験はないものの、かつて開かれていた日本学生野球協会結成記念野球大会に2度出場(第14回、第8回)。「古豪復活」を胸に日々練習に取り組んでいます。
打撃を磨くため、この冬はよりバットを振ったという水戸農ナイン。粘り強さと打撃を武器に、夏の大躍進を目指す選手、監督に熱い思いを語って頂きました!それではまず、主将の照沼 勇希君にチームを紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!
■ 水戸農業高校の照沼 勇希君(学年:3年/役職:主将)にお話を伺いました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が12人、2年生が4人、3年生が8人の合計24人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時から20時くらいです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
野球部専用の練習スペースがあります。
東京ドーム10個分の一角ですね!
今年のチームについて
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「打撃」「走塁」「声掛け」の3つです!
Q. 勢いの良さそうなチームですね!では現在夏に向けて、どのようなことを課題として練習に取り組んでいますか?また、新チーム発足以来成長した点はどのようなところでしょうか?
現在は、守備を中心に、失点を減らしていくことを課題に取り組んでいます。あとは、打撃の強化です!
チームとして成長したことは、粘り強さがついたことだと思います。
Q. 打撃、走塁がウリであり、さらに守備が強化されれば、鬼に金棒ですね!では、春季大会を振り返って、収穫や課題は見つかりましたか?
春季大会での収穫は、やはり粘り強さが発揮できたことですね。課題は大量失点の回ができてしまうので、守備を強化し失点を減らすことです。
Q. ここ一番での守備がポイントになりそうですね。ところで、冬はどのような心意気を持って練習してきましたか?
冬練はバットを少しでも多く振り、打撃強化を目指して練習してきました。自分達は打って勝つチームだと思っています!
Q. やはり勝負の鍵は打力ですか!この2年半、野球部として掲げてきた活動目標を教えてください。
「挨拶」です!
Q. 野球だけではなく、生活面での基本を徹底してきたと言うことですね。野球部で結束があると感じたエピソードがあれば教えてください。
練習後の部室で部員達の仲が非常に良いことです!
Q. 練習後の部室は緊張感がほぐれ、より盛り上がりますね!では、夏を迎えるにあたって、どのような気持ちで練習をしていますか?
残り少ない時間を悔いのないように課題を持って練習しています!
Q. 常に課題を持って取り組むことは大切ですね!では、このチームのキーマンを教えてください。
掛札 祐介、大曽根 仁、岡﨑 利紀、笠井 公紀です。
この4人は守備と打撃において、チームの中心となっている選手です!
攻守の要の4人は要チェックですね!ありがとうございました!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
笠井 公紀(以下「笠井」):全員一丸のチームプレー!
大曽根 仁(以下「大曽根」):上を目指してやるところです!
Q. 一番好きな練習は何ですか?
笠井:自主練習です!
大曽根:バッティングです!
Q. 笠井君は自主練習にこだわりがあるのですね!では、キツいと感じる練習はありますか?
笠井:100mダッシュです!
大曽根:冬の練習ですね…。
Q. 辛い冬を越えたことで、一回り成長したのではないでしょうか?!引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
笠井:常総学院です。強豪チームなので、一度は戦ってみたいです!
Q. やはり、強豪常総学院は気になる存在ですね。 一番好きな応援歌は何ですか?
笠井:「ルパン三世」です!
大曽根:「勝利華」です!
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
笠井:「全力」!
大曽根:「今この瞬間が完全無二の一球」!
熱い言葉、ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■木村 優介監督に質問!
Q. 新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?チームの強みとともに教えてください!
攻撃から試合の主導権を握ることができるチームです。
苦しい時に「なんとかしよう」と奮起し、表現できるチームを目指し、作っている最中です。ツボにはまった時の強さは、相手からすればとても嫌なものがあると思います。
チームのウリを生かした熱い試合を期待しています!ありがとうございました!