鵬翔高等学校(宮崎)
宮崎県宮崎市にある鵬翔高等学校と言えば、2013年の第91回全国高校サッカー選手権で宮崎県勢初の優勝を果たしたサッカー部が有名。元日本代表で浦和レッドダイヤモンズの興梠 慎三選手などの出身校として知られています。
一方、野球部の先輩には、卒業後、神戸製鋼を経て現在JR東海でプレーしている川野 慎也投手がいます。
今年の春季大会では大会ベスト4入りした延岡商と3回戦で対戦し、延長10回の末、0対1の惜敗。悔しい「あと一歩」を経験し挑んだNHK杯地区予選の代表決定戦で、今度は日章学園を相手に延長11回の激闘を4対3で制し本大会出場を果たしました!
1996年センバツ初出場以来の全国大会出場を目指し努力を重ねる鵬翔野球部を、主将の大幡 正敏君に紹介していただきます。
チーム基本情報を紹介!
■ 鵬翔の大幡 正敏君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が18人、2年生が15人、3年生が20人の合計53人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時から21時までです!
Q. 5時間!これは長丁場ですね。練習のグラウンド環境を教えてください。
系列校である宮崎産業経営大学と共同でグランドを使っています。毎週火・木曜日は、大学が使用するため学校練習になるので、走り込みなどトレーニングがメインとなります。
今年のチームについて
三年生の集合写真(鵬翔高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「笑顔」「チームワーク」「攻撃力」です!
Q. 夏へ向けてどんなことを課題においていますか?
秋・春とあと一歩という所で負けてしまい最後まで諦めないという気持ちが根付きました。積極的なプレーも目立つようになったので、練習から試合を想定したプレーを行っています。
Q. あと一歩だった春季大会で、チームとして気付きなどはありましたか?
どんな投手でも、得点を挙げることができるようになりたいと感じました。それと、エースの坂東 竜之介以外でも試合を作れる投手力を付けていきたいです。
Q. 1996年以来の甲子園出場に向けて、主将から見るチームの手応えはどうですか?
攻撃力、投手力ともにバランスがとれていますし、冬練を乗り越えたことが自信につながっていると思います!
Q. 夏に勝ち上がるため、最重要課題として取り組んできた練習はありますか?
どんな練習でも自分自身にプレッシャーをかけ、精神面を強くしています。それと、チームのまとまりを強くするため、1つ1つのメニューの間に必ずミーティングを加え、チーム同士でお互いの意見交換をしています。
Q. お互いの意見を遠慮せずに話すことができるのは、良いチーム環境ですね!夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していますか?
自分達3年生にとっては最後の夏。どんな練習でもやり残しがないようにやりきり、『俺達が勝つ!』という気持ちをもってやります!
Q. ありがとうございます!では、このチームのキーマンを教えてください!
山下 樹です。何と言っても元気な選手で、チームを盛り上げてくれるムードメーカーです!
みんなを元気で引っ張って行ってくれそうですね!ありがとうございました!
気合を入れる鵬翔高等学校ナイン
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
山下 樹(以下「山下」):1球で流れが変わるところ!
清野 透(以下「清野」):最後まで勝負の行方が分からないところです!
Q. 一番好きな練習はなんですか?
山下:実戦練習ですね!
清野:フリーバッティングです!
Q. では、キツイと感じる練習はなんですか?
山下:自分は2か所ノックです。
清野:長距離走と、ダッシュ系のメニュー。走り全般ですね。
Q. 体力をしっかりつけて夏に臨みましょう!では、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
山下:智辯和歌山高校です。鵬翔が初めて甲子園に出場した時に負けたので、また甲子園の舞台でリベンジをしたい!
清野:宮崎日大です。昨年の秋季大会で負けているからリベンジしたいです!
Q. 一番好きな応援歌はなんですか?
山下:長渕剛の「とんぼ」です。
清野:「アフリカンシンフォニー」です!
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
山下:「昨日の自分を超える」です!!
清野:「一球同心」です。1球に対して同じ心で挑むという言葉で、大切にしています。
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■久保 重人監督に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
昨年9月より監督交代となり、秋の九州大会予選は控え選手も指導者も戸惑いの中での出発でした。前監督の意志を引き継ぎ、チームの良さを生かす事を心がけ臨んだ九州予選では、選手の頑張りによりベスト8進出という結果を残せました。
しかし、その事に満足することなく冬季練習では走り込み・基本技術・筋力トレーニング・食トレーニングに励み、ひと回り大きな身体を作り上げ春の九州予選を戦いました。
Q. ご苦労もあった中、結果を残されたんですね。夏に向け、また結果を残していけそうですか?
夏に向け、春の対外試合、県外遠征での2番手ピッチャーの成長もあり、左右2枚のピッチャー陣と安定した守備陣とで失点を最小限に抑え、上位・下位打線のムラのない得点力により、バランスのとれたチームになってきました。
「信は力なり」をモットーに、自分を信じチームを信じ戦えることが、このチームの強みだと思います。
日々の練習の成果を遺憾なく発揮してください!お話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました!