県立宮崎南高等学校(宮崎)
宮崎県宮崎市に所在する宮崎南高校は、広島東洋カープや読売ジャイアンツで活躍していた木村拓也氏をはじめ、プロ野球選手も輩出する「ハイレベルな文武両道」を目標とする高校です!そんな宮崎南高校野球部について岩田 広之進主将に紹介していただきます!
チーム基本情報を紹介!
■ 宮崎南の岩田 広之進君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が27人、2年生が29人、3年生が24人の合計80人です!マネージャーはそのうち、2年生3人、3年生が2人います!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
17時から19時まで2時間。木曜のみ16時から始めています。その他、朝練習を個人練習という形で行っています。
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
学校のグラウンドで、外野部分を陸上部・サッカー部・ハンドボール部と共用しています。
[page_break:今年のチームについて]今年のチームについて
川﨑 剛投手(県立宮崎南高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を教えてください。
色々なタイプのいる豊富な投手陣。安定感のある守備と、粘り強くつなげる攻撃力。そして何といっても、80人の団結力と競争心です!
Q. 夏へ向けて、現在、どんなことを課題においていますか?
どんな時にも素早く考え行動をする『考動力』がチームのモットーです。その『考動力』の向上と、連戦でも力を発揮できるよう年間を通した体力強化に力を入れています。
これにより春以降、守備力が安定してどんな相手や展開にも落ち着いてプレー出来ています。
Q. その春季大会、振り返るとどんな収穫がありましたか?
新人大会で負けた宮崎日大に3回戦で勝ったことで、冬の練習の成果を出せて自信になりました。しかし、準々決勝での延岡商戦(試合レポート)では準備不足によるミスが敗戦につながり、改めて準備と確認の大切さを感じました。
Q. 宮崎南高校はプロ野球選手を輩出していますが、野球部の歴史と伝統の中で今でも選手たちに引き継がれている「練習」や「考え」はありますか?
木村 拓也先輩(日本ハムー広島ー読売ジャイアンツ)の残していただいた『苔魂(こけだましい)』という言葉を、川﨑 雄介先輩(ロッテー阪神ー西武)が横断幕にして贈ってくださり、それをバックネットに掲げています。どんな練習や試合にも、粘り強くひたむきに野球に取り組む意識を持たせてもらえる言葉で、チーム全員で心がけています。
Q. 先輩からの力強い言葉、大切にしたいですね。素敵だと思います。!さて、宮崎南は進学校だと伺いました。野球と学業を両立するのに工夫していることがありましたら教えてください。
自宅での学習時間には限りがあるので、休み時間にも課題をやったり、「授業が勝負」を合言葉に授業に集中して取り組んでいます。昨夏第2シードだった先輩達は、国公立大学に12名合格し、東京六大学の立教大学に1名、法政大学に2名、東都の青山学院大学、國學院大学、立正大学、関西の同志社大学、福岡の西南学院大学、福岡大学などに合格し進学しました。僕たちも後に続けるよう、野球も勉強も「ハイレベルな文武両道」を目指して頑張っています。
Q. 凄い実績!文武両道に「ハイレベル」がつくのも納得です。他の野球部に「これだけは負けない!」という強みなどはありますか?
自分たちは仲が良く、固い絆で結ばれているところは負けません!
ランメニューでタイム走があるときに、時間内に走りきれそうにない選手の背中を押してやるなど、目の前の一つの目標を全員が達成できるよう協力しています。
Q. そんな固い絆で結ばれた仲間と共に夏を迎えるにあたって、野球部としてどんな夏にしたいですか?
80人の部員全員で結束し、『苔魂』の精神でどんな相手にも挑み、一日でも長い夏にしたいです!
Q. ありがとうございます!では、一日でも長い夏にするために、このチームのキーマンを教えてください。
たくさんいますよ!
川﨑 剛は闘志あふれるピッチングか持ち味のエース!
井元 康平は強肩強打の4番・捕手。攻守の要です!
徳丸 稜哉は昨年からのレギュラーのショートで、俊足が魅力です!
村田 大気はチーム一のパワーを持つ勝負強いバッター。頼りになります!
外野の要は小栁 智裕。九州選抜の弟が1年生にいるのですが、その子が入部してから自覚が出たようで成長しています!
そしてチーム一の速球の持ち主が岩切 駿宜。190cmの長身から投げ込むスタイルで、急成長を見せています!
続いてチームのエースにして副主将の川﨑 剛君と、こちらも副主将、捕手で4番の好守の要、井元 康平君にもお話を伺います!
井元 康平選手(県立宮崎南高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
川﨑 剛(以下「川﨑」):チーム一丸となって、全員で一つの勝利を目指すところです。
井元 康平(以下「井元」):自分も同じです。チームみんなでひたむきに頑張り、「甲子園」という大きな目標を目指すところが好きです。
Q. 一番好きな練習は何ですか?
川﨑:サーキットダッシュというトレーニングとインターバル走を組み合わせた「キツイ」練習が大好きです!
井元:実戦形式のシート打撃やランナーをつけたノックが一番練習になります。
Q. キツイ練習が好き!川﨑君、頑張りますね。ちなみに井元君、キツイと感じる練習は何ですか?
井元:ダイヤモンドメニューという、ダイヤモンドを使って様々なトレーニングをする練習。これが一番きついですが、体力強化につながっていると感じています。
Q. キツくても身になっていると感じられればヤル気も出ますよね!では、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
川﨑:愛工大名電です。名門校であり、佐々木監督が良く勉強に行っており話に聞いているからです。ぜひ甲子園で対戦してみたいです。
井元:沖縄尚学です。昨年3月、沖縄に遠征して試合をさせてもらいました。いい勉強をさせてもらいましたが、敗れました。その借りを甲子園で返したいです!
Q. では、戦うための力となるのが応援歌!一番好きな応援歌は何ですか?
川﨑:「スピードスター」です!
井元:僕は「パラ銀(パラダイス銀河)」です!
Q. それでは最後に、お2人が野球をする上でモットーにしている、好きな言葉は何ですか?
川﨑:「人生先発完投」です。
井元:木村拓也先輩の「一生懸命」です!
指導者が語る!このチームの強み
■佐々木 未応監督に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
潜在能力が高く、可能性をたくさんもった選手達です。新チーム結成後は、昨年の先輩達の壁が厚く、試合の経験値が少なかったため良い結果が残せませんでしたが、冬の練習をしっかりと頑張り、その成果がようやく試合でも発揮できるようになってきました。
Q. まだまだこれから楽しみですね!夏に向けて、どんなチームを目指していきますか?
自分たちの力を発揮さえすれば、どんな相手でもいい戦いが出来ると思うので、心技体すべての面を鍛え、準備していきたいです。そして80人の部員一人一人が役割を自覚し、切磋琢磨してチーム力を高めることができるのがこのチームの強みです。3年生を中心に、全員で良い雰囲気で夏に向かっていきたいと思います。
ありがとうございます!夏への準備、期待しております!