日大三編「小倉監督と熱い絆を実感させる日大三ナインのつながり!」
左から高校時代の山崎 福也選手、高山 俊選手
各高校出身の選手のつながりを調査した『先輩・後輩・同級生のつながりニュース』のシリーズが人気のため、コラム化決定!今回は、日大三!オリジナル情報をプラスしてお届けしていきます。
毎年、一発のある強打者を作り上げ、強打で勝ち上がる日大三。チームはそれだけでは勝ち上がれません。小倉全由監督と選手たちの熱い信頼関係があって、これまで結束が強いチームを作り上げてきました。今回はそんな日大三のつながりを調べてみました。
小倉監督と熱い絆を実感させる日大三ナインのつながり!
全国を代表する強打のチーム・日大三。今年の春も強打で勝ち上がり、これからも強打者の輩出に期待がかかります。2001年夏に全国制覇を果たした後は、なかなか上位に勝ち進むことができませんでした。
しかし2010年春、選抜準優勝を決めると、2011年選抜にはベスト4、2011年夏には二度目となる夏の大会全国制覇を果たすなど、まさに黄金時代を築いてきました。
2011年に全国制覇を果たした選手たちは今年で大学4年生。また選抜準優勝した世代にも、エース・山崎 福也選手(オリックス)、遊撃の吉澤 翔吾選手(JR西日本)を中心に能力が高い選手がずらりと揃い、また2011年夏の高山 俊選手、横尾 俊建選手、畔上 翔選手を中心としたクリーンナップの破壊力は日本一。そしてエースの吉永 健太朗投手(早稲田大)の140キロ後半の速球と、落差が鋭いシンカーのバリエーションも見事でした。
あの代の選手は非常にレベルが高い選手が多かったです。それよりも、小倉監督と選手たちとの信頼関係が強かった代だったと思います。そういう信頼関係が勝つために何をするべきなのかを考えぬいて、あの最強チームを作り上げたと考えられます。多くの選手が語った「小倉監督を甲子園で男にしたい」という言葉は実感がこもっていました。
それから4年の月日が流れ、2011年の世代は現在主将になっている選手が数多くいます。横尾選手は慶應義塾大の主将、畔上選手は高校時代に引き続き法政大でも主将、また捕手の鈴木貴弘選手も立教大の主将。そして9番打者として活躍した谷口 雄大選手も日体大の主将。明治大の高山選手も副主将。振り返ると、この代はリーダーシップを発揮できる選手が多い世代だったことが分かりますよね。そのような選手達に育ったのは、小倉全由監督の指導があってこそだと思います。
また日大三はこの2代の選手達の前後でも、2009年にはロッテで活躍する吉田 裕太捕手、ドラフト候補に挙がる関谷亮太投手のバッテリーを中心に甲子園に出場しており、また2011年の全国制覇メンバーだった金子凌也選手も法政大で活躍中です。
これらの代の主な選手、戦績を振り返っていきます。
近年、活躍しているOBたち
【近年の日大三の戦績・主力選手】
■2010年卒
関谷 亮太選手(明治大-JR東日本)
吉田 裕太選手(立正大-千葉ロッテマリーンズ)
籾山 康平選手(関西国際大-JFE西日本)
大熊 征悟選手(立正大-富士重工業)
甲子園での戦績:2009年夏2回戦
■2011年卒
山崎 福也選手(明治大-オリックスバファローズ)
佐野 友彦選手(明治大-鷺宮製作所)
根岸 昂平選手(日本大-日本通運)
吉澤 翔吾選手(早稲田大-JR西日本)
甲子園での戦績:2010年選抜準優勝
■2012年卒
吉永 健太朗選手(早稲田大)
横尾 俊建選手(慶応大)
高山 俊選手(明治大)
畔上 翔選手(法政大)
鈴木 貴弘選手(立教大)
清水 弘毅選手(日本大)
谷口 雄大選手(日体大)
菅沼 賢一選手(日体大)※現在3年生
甲子園での戦績:2011年選抜ベスト4(準決勝レポート)、2011年夏優勝(決勝レポート)
■2013年卒
金子 凌也選手(法政大)
甲子園での戦績:2012年夏1回戦(試合レポート)
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明治大学 高山 俊 選手(2012年07月01日公開)
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法政大学 畔上 翔 選手(2012年07月22日公開)
■慶應義塾大学 横尾 俊建 選手(2012年07月30日公開)
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