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清宮幸太郎選手(早稲田実)の素顔を調査!第一弾・手束仁氏が語る

2015.04.21

清宮幸太郎選手(早稲田実業)

清宮幸太郎選手(早稲田実)の素顔を調査!第一弾・手束仁氏が語る

 この4月、東京都は、ある男の出現によって騒動となった。その名は清宮幸太郎。父はトップリーグヤマハ発動機ジュビロの監督である克幸氏。克幸氏の英才教育の下、スクスクと育っていた清宮選手。

 東京北砂リトル時代は、リトルリーグ世界選手権では4番でエースを務め、日本代表は世界一に輝き、その後、調布シニアでプレーした清宮選手の評判は入学前から高かった。

 この春から早稲田実業に入学し、3回戦の駒大高戦(試合レポート)で3番ファーストでデビュー。4回戦の早大学院戦(試合レポート)では3安打、準々決勝の関東一戦(試合レポート)では逆転3ランを放つなど、華々しい活躍を見せてきた。清宮選手を見ようと連日、球場にはメディア、観客が殺到し、清宮フィーバが巻き起こった。ドットコムでも清宮選手の出場3試合を徹底的に追いかけていきました。

 そこで清宮選手を見た手束仁氏、大島 裕史氏の2人のライターに清宮選手についての印象を聞き出し、清宮選手の素顔を調査! 2回連載で配信をしていきます。第一弾は手束氏! 清宮選手の打撃の凄さの例えが想像を超えていました。

手束氏が語る清宮幸太郎「フライの高さはキューバの選手並み!」

 手束氏は早大学院戦で清宮選手を見た。そこで一番驚かされたのはフライの高さだという。
「打球も速いし、飛ばすし、すごい打者であることは明らかなのですが、その中で凄かったのは、フライの高さですね。高校生であれほどフライを高く上げた選手は見たことがないです。まるでフライの高さはキューバの選手並みですね」
滞空時間が長いフライはインパクトの強さがないとできないといわれる。プロのスカウトは、フライの滞空時間の長さ、弾道の高さも指標するというが、すでに高校1年生で、それだけの打球を打てる清宮選手は、別格の逸材であることが分かる。
 また柔らかさもウリである。
「あの体系の割に打撃が柔らかいという印象を受けますね。でも早稲田実業の関係者に聞いたのですが、『まだあの体の割りに』という評価。「あの体の割り」という言葉が聞かれないぐらい柔軟な打撃も求めているようでした」
柔軟さも評価されているが、早稲田実業の関係者はさらなるレベルアップを期待しているようだ。
 また清宮選手を取材して、感じたのは「堂々さ」だ。
「受け答えが実に堂々としていましたね。そこは、お父様の克幸氏は有名な方ですが、また母親も慶応大のゴルフ部の主将ですので、メディア対応などはしっかりと教育されているように感じましたね」
 実力はもちろんだが、堂々とした受け答えが、多大なプレッシャーをされても実力を発揮できる要因になっているのだろう。それを考えると、実力だけではなく、精神面も高校1年生離れしている。注目されて期待通りの結果を残す清宮にはスターの素質が備わっている。やはり今後は、東京都の高校野球を大きく盛り上げていくことは間違いないだろう。

 次回は大島氏が清宮選手について語っていく。どんな選手になっていくのかと聞くと、意外な答えが返ってきました。その選手の名前とは?大島氏が語る「清宮幸太郎」は明日配信予定!お楽しみに!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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