川辺vs薩摩中央
2試合連続完封勝ち！・川辺
川辺は初戦の薩南工戦に続いて2試合連続完封でうれしい夏の2勝目を手にした。
5回の5点は有水 佑希主将（3年）が口火を切った。
2つのエラーで二死ながら二三塁の絶好の先制機に「思い切り自分の打撃をしてくればいいぞというベンチの声が聞こえて、力まずに集中していた」有水主将が初球をセンター前に弾き返して2者を迎え入れる。
この後、エラーをはさんで8番・池田 康朗（2年）、1番・白澤 拓二（2年）もタイムリーが出て、打者10人、3安打で5点と効率よくビッグイニングを作った。
6回は内野ゴロ、7回は押し出しと走者が出た回はそつなくものにして、試合を決めた。
186センチの長身エース前野 孝介（3年）は、2回以外毎回走者を背負うも粘り強く投げ切った。
薩南工戦は無失策と堅守だったが、この日は3失策。初回に有水主将もエラーしたが「周りがうまく盛り上げてくれて気持ちを切り替えられた」。
その後を併殺で切り抜けるなど、ミスを互いにカバーし合った。
「初戦の薩南工戦はほとんど打てなくて守り勝った。きょうは彼らの持ち味である打撃で勝てた」と酒匂千速監督は攻守両面の持ち味を発揮して勝利できたことに手応えを感じていた。
（文＝政 純一郎）
